「そうそう…それでいいんだよ…、ちゃんと言えるじゃないか…。」
何をしたらいいの?
真奈美の紡いだ言葉の中に、少しずつプライドよりも興味、欲求が先行し始め、ついに指示を乞うような言葉。
思わずニヤける男の口元。
メッセージのやりとり回数にすれば数回程度。
しかし、度重なるストレスから来る欲求不満に偶然と言うべきか、目にしてしまった雑誌の存在。
さらにそこへ見知らぬ男からの普段では経験することがなかった接し方が重なる。
非現実、未知の体験、初めての刺激。
それが真奈美の中に眠るものを少し強引に呼び覚ましたのだろうか。
《良いですよ…?
貴女が求めるなら、機会は作ってあげます。
それを実践し、体感し…、何度も貴女自身に問いかければいい…。》
冷静になれば煽り、食いつけば一歩引く、まるで躾。
褒美をチラつかせながらその気にさせ、都合のいい動きへと誘導していく。
《お立ちください…。
部下達が業務に勤しむデスクを見下ろすように、立ち上がって再びスカートを。
今度は裾をつまんで大胆に捲り上げましょう。
そしてハッキリと、部下たちに向けて何をしているのか口にしてください。》
「指示している側でも、想像するだけで興奮できるぜ…。
どうせ誰も居ないんだろうが、部下達を叱責することも多い場所で自分はぱんつ見せつけてんだからな…。」
《そしてそのまま、下着を晒したままぐるっとデスク周りを歩いてください。
行く先はそうですね…?
貴女の大好きな若い彼にしましょうか。
憎まれ口を叩かれているのか、あるいは理不尽に責めることもあるのかしれませんが…。
少なくとも貴女の心に良くも悪くも根付いていそうですから…。
彼の名前を呼びながら、見てもらうようにお願いしてくださいね…。
そして、デスクの角にそのじんわりと滲む染みを5回…、いや10回…擦り付けて…。
今度はその彼の椅子の背もたれ…、そこでも擦り付けましょうか…。
貴女から指導ですよ、真美さん。
上司が目をかけてる、感謝しろとばかりに…ね?》
真奈美が口にする部下の存在を利用して躾ける。
そんな様子が、光景がどこかのオフィスで繰り広げられていると思えば、興奮は募るばかり。
《あぁ、そうそう…。
やりすぎると染みが付いて残っちゃうかもしれませんから…。
くれぐれも止まらなくなっちゃわないように…注意してくださいね?
やりすぎたからって、拭いたりするのは…ダメ、ですからね?》
予言でもするかのように。
そして嘲笑い、見下すように。
それがいずれ真奈美のプライベートを脅かすきっかけになるとも知らず。
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