空港へ着くと、ここからの道のりを考えた。
無人島までの船も出ていない。
スマホで検索すると無人島の浅橋まで食料、日用品の不定期ではあるが便が出ている事を知る。
運送会社を訪ねて嘘の事情を話した。
都合良く今日の便があると言う。
「荷物は、いいけど人は乗せられない」と責任者らしき人が渋い顔をした。
沖で佇んでいると釣船が目に入った
ダメもとで近付くと気さくな漁師さんは、すんなり乗せてくれた。
雑談を楽しみながら釣船は浅橋に着いた
「じゃな…兄ちゃん」
漁師さんに手を振り見送った。
島を探索していると白い外壁に囲まれた平屋建てを見つけた。
荷物を抱えた男女2人が仲睦まじく建物の中へ入って行く
「あっ!ちさとだ…」
声が出そうになったが口を閉じた。
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