今日もようすけさんはスタジオに籠っている。
楽園での生活は私の想像していたものと違うと感じ始めていた。
夏も盛りが過ぎて、ここでの生活にも慣れて来ていた。
最初は違和感のあった、浜中さんの存在も自然に溶け込んでしまっていた。
ちさと(今日は海に行こう・・・)
そう思った私は水着に着替え、麦わらの鍔の広い帽子をして、ジュリアを連れて
プライベートビーチに向かう・・・。
誰の目も気にしないで良い浜辺・・・。
私は白のワンピースみず着を着て、サポーターも着けずに出かけた。
薄いカーデガンを羽織り、麦わらの帽子に強い日差しと風を受けながら・・・。
水を吸えば透けてしまうことなど想像も出来なかった。
ましてやそこに浜中さんが居るなど・・・。
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