二人のセッションは続く
浜中にとっては、至福の時間だった。
ずっと往年のファンだったちさとさんと二人っきりで過ごせているのだから…
まして、ここは密室…
徐々に浜中の感情が高ぶるった
ちさとさんの脚に惹かれ何度も座る位置を変えているのに…
(きっと…ショートパンツの隙間を見ている俺の視線に気づいているはず…)
このまま迫っても受け入れてくれるはずだと勝手な思い込みをしていた。
「どうしたの?」
ちさとさんは演奏する手を止めた
「目が怖いよ…」
浜中は我に返りながら
「ごめん…ちょっと考え事を…」
ちさとさんがようすけを気に掛け始めた
浜中は脚を止める
パソコンディスクの上に置かれた描き掛けの歌詞に
「あっ、これ新曲ですか?」
ちさとさんはスタジオ部屋から出ようとした足を止め浜中の元へ近寄った
「まだ描きかけなんだけどね」
浜中は歌詞に目を遣った
「最近、ちさとさんの曲って応援歌や故郷を綴った歌が多かったけど…」
歌詞には恋愛的な要素が描かれていた
「私がおばさんになってもって曲があるじゃない?それの続編かな…」
その時は、今ちさとさんの寂しい気持ちを知る由もなかった。
スタジオ部屋を出ると雨が止んだ事が分かった
ソファに横たわるようすけは深い眠りに陥っていた
「今日は無理ね…」
ちさとさんが肩を落とした
浜中は気晴らしとちさとさんを島の散歩に誘った。
※ヒントを貰ったのに展開を考えていたら、また遅くなってしまいました。
ごめんなさい!
無理やりは次回の機会にしましょう♪
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