浜中さんはお礼を言ってこの日は帰るようだった。
ようすけさんにも挨拶するとリビングのソファで寛いでいた、ようすけさんが口を開く。
ようすけさん「おい!まだいいだろう?」
私は、おうへいなようすけさんの言葉に困惑する。
ちさと「もう飲めないでしょう?明日も農作業あるんだから・・・」
すると、ようすけさんはソファから立ち上がり言葉を続ける。
ようすけさん「大丈夫だって・・・なあ?」
そして、棚に飾り並べられたウイスキーの一本を取り出した。
ようすけさん「普通のサラリーマンじゃ飲めない絶品だぜ・・・味わってみないか?」
私は、浜中さんに更におうへいな態度のようすけさんに困ってしまう。
ちさと「そんな言い方しなくっても・・・ごめんなさいね」
浜中さんは私に気遣いった様に応える。
浜中さん「飲んでみたいです・・・一生口に出来ないからね」
皮肉混じりで返す言葉に私も笑うしか無かった。
ようすけさんは、お気に入りのグラスを並べウイスキーを注ぐ・・・。
ようすけさん「お前に言っても分からないかもしれないけどな・・・」
酔いが回ると、ようすけさんはお仕事での役作りの愚痴が止まらなくなっていく。
私は聞かなくっていいよっと身振り手振りで伝えるが・・・。
何気に浜中さんは視線を変えると大きなテレビの周り置かれた棚には、2人が出演したDVDが分けられて並べられいるのに気付く。
大半はようすけさんのドラマや映画関係だったが、私の歌番組やライブ物も並べられている。
浜中さん「これ、全部行きましたよ」
浜中さんは当時の事を思い出すように、嬉しそうに話し出す。
ちさと「そうそう・・・この時ねぇ・・・全部来てくれたんだ・・・」
お酒の入った、ようすけさんはうたた寝しながら2人の会話に適当な返事をしだした。
ようすけさん「はい・・・はい・・・その通りだよ・・・」
私達はそんなようすけさんに吹き出した、そして浜中さんは1枚のDVDを見つけた。
浜中さん「この曲がもりたかちさとを決定づけさせた・・・ファンの間では今だに伝説とされているモノですよ」
そぼDVDの表紙を眺め私に話しかけてきた。
浜中さん「ちっとだけ観ていいですか?」
このライブのDVDは、少し恥ずかしいモノだと言う事は気付いていた。
ちさと「えっ〜!・・・チョットだけ・・・ならいいかな・・・」
もう、ようすけさんはうつらうつらしだしていた。
私がDVDのディスクをレコーダーにセットし、モニターの大画面テレビにイントロが流れだす。
いつしか2人はテレビの前のソファに並んで座っていた。
浜中さん「これカバー曲なんですよね!原曲の歌手が歌うCD聴きましたけど、ちさとさんが良いと思いました」
そんな会話の最中に問題のパンチラシーンが流れる・・・
浜中さんにとっては、何度も観た事のある映像だが、大画面の迫力と本人を前に一緒に観る事に胸が高鳴りだしていた。
私は画像を観ながら恥ずかしさを感じ出す。
ちさと「これ、凄く嫌だった・・・ミニ踊ってると、ずっとカメラがローアングルで撮ってね・・・」
浜中さん「でも、脚が綺麗で・・・長く見えて・・・ファンに今だに・・・」
私は恥ずかしいけど、デビュー当時の若かった自分の映像に魅入っている。
ちさと「ただパンツ撮ってるだけだよ・・・まぁ、これがあったから今の自分がいるんだけどね・・・」
興奮冷めやらぬ様に、話をしている浜中さんだが、眠そうに目を擦り始める。
このまま眠りたい様だが、私に気を使い帰ると席を立つ。
ちさと「じゃあ・・・おやすみなさい、明日もよろしくね♪」
玄関で手を振り、ねぐらにしている管理棟へ浜中さんは帰っていった。
(そうねえ・・・たまには・・・するかな・・・。
レスを書きながら・・・かもね・・・)
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