中庭に設置されたウッドデッキ
ようすけはバーベキューの用意をした。
焼かれた肉をトングで掴み各自のお皿に盛った。
「さぁ!食べろ…」
盛られた野菜を口に運びながらちさとさんは家庭農園の話をした。
ようすけはちさとさんの話に頷くが宏之の事が気になるようだ。
「灯台の整備って一人でやるのか?」
「はい…まぁ…点検です…」
「ここにずっと居るのか?」
宏之はようすけの顔を伺いながら
「特に異常がないみたいなので…」
言葉を濁したが
「あの〜、良かったら…その農園を手伝わさてもらえないでしょうか?」
ちさとさんとようすけが顔を見合わせる
「食事のお礼です…どうせする事もないし…会社には適当に言って滞在を少し伸ばしてもらうので…」
ようすけは、まだ荒れている畑を眺めた
「お二人がここに住んでる事は、他言しません!」
宏之は、二人のファンだって事も付け足して言った。
「あの〜、どうせ」
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