軽めの夕食を摂りリビングでくつろいでいる。
もう夕暮れになるが、東京より日没は遅い・・・。
丁度サンセットの時間だった。
ソファーから立ち上がり、窓際に行って夕陽に見惚れる。
ちさと「あなた・・・ありがとう・・・」
ようすけさんは何も言わずに肩を抱いてくれた・・・。
ここは平家に見えるが、寝室は2階にあった、どの部屋からもオーシャンビューで
森の方だけ灯台の頭が見えるだけだった。
しかし、裏を返せば、何処からでもカーテンをしなければ除かれるという事を意味する。
ようすけさんは、誰も来ないと言う根拠の無い自信を持っている。
夜も更けて、周りも暗くなってくると灯台の光が海を照らし出す。
陸の方には向けられておらず、眩しくは無い。
だけど、何か光った気がした。
しかし、気のせいだと自分に言い聞かせていた。
大丈夫だと言う、ようすけさんを気遣ってのことだった。
翌朝、朝食が終わって、涼しいうちに島の中を二人で散策する。
カギなんて掛けもしない、都会じゃ考えられないけど、おおらかな気持ちがそうさせていた。
クルーザーの停泊いている桟橋から、ビーチ、森、そして灯台まで島を一周する。
人の気配は無く、ようすけさんのいうとおりだと納得する。
でも、ちょっと気になることが、ようさんにはあった。
灯台の管理棟の塞がれていた扉が開いていたのだ。
だが、そんなこと言ったら私が気にすると思って黙ったのであった。
ゆっくり回ったので、もうお昼前になっていた。
私達はお昼を摂るために帰宅した。
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