続き…。
「もしかして?」
ベニア板で塞がれた通路をこじ開け中に進むと、大きなガラスで張られた新居がフェンスを越えて丸見えだった。
慌てて持って来た望遠レンズをカメラに設置してフェンダーを覗いた。
二階の寝室らしき部屋
その隣には着替える為の衣装部屋だろうか。
レンズは下の階へと向けられた
リビングのソファで横になっている、ちさとさんを見つけるとレンズのズームをMAXにして無我夢中でシャッターをきった。
(ガシャ、カシャ、カシャ…)
旦那のようすけが近寄りちさとさんと何やら話している
ちさとさんがソファから立ち上がり、大きな窓ガラスを開け大きく体を伸ばすとようすけはちさとさんの首に手をまわして体を寄せた。
(何とか仕掛けられないか…)
宏之は、持っていた盗聴器を握った。
※遅くなってすみません。
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