「へぇ…。
高校生…、それも一年生か、良いじゃないか…。」
久しく届いていなかったDMの通知音がなる。
悦びに震える気持ちを抑えながら、DMを開けば、年頃らしき少女からの取材依頼だった。
『坂口さんこんにちは。
DMありがとう。
確認させて頂きました。
素敵な恋もされているようで大変興味深い日常を送られているんだなと感じました。
むしろこちらから取材をお願いしたいと思うくらいです。
昨今の男女のあり方や、接し方、コミュニケーションの形などより詳しくお話をお伺い出来ればと思っております。
宜しければ今週の日曜日のお昼頃のお時間はいかがでしょうか?
坂口さんの経験や思い、願望を沢山教えてください。』
「こんなところか…。
そもそもこんな怪しいメッセージに対して連絡をしてくる子は独特な世界観を持っている。
私でよければ力になりたい、なんて子が多いからな…。
たっぷり楽しませてもらいたいものだ…。」
うっすら不気味や笑みを浮かべ、男は返事を送る。
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