「こんにちは〜今ちょっとイイ?」
放課後、1人になるタイミングを見ていた2人の男が一ノ瀬さんに声を掛けた
『あ、あの…なんでしょう?』
不安そうに応えた一ノ瀬さんに対して下衆な表情を浮かべた2人は
「2年の一ノ瀬千鶴だよな?…いやね、なかなかイイ趣味してるなって思ってさ」
何を言っているか分からないていう表情をしていたので
「朝…スカート…ひ、も…」
一ノ瀬さんに近付き小声で囁くと顔色が見る見る真っ青に変わっていく
「いや〜、本当ビックリだよ。校内でもかなり可愛いから目ぇ付けてたけど、そんな趣味してるなんてさ」
『な、なんかの…み、見間違い…じゃあ…ない…ですか?』
「あれぇ〜、とぼけるんだ?イイんだぜ別に、これの中身を学校のLINEに上げてもよ」
写真を撮っていると言わんばかりに目の前で携帯をチラつかせた(フラグです)
「それに、何だったら今ここでスカート捲り上げて調べてもイイしな」
この言葉に完全に心が折れてしまった一ノ瀬さんは
『わ、わかりました…あ、あとで必ず行きますから…』
旧校舎に来ることを約束させると2人はその場から離れていった
「チーちゃん遅いな、大丈夫かな?…」
正門で1人待っていると、小走りで近付いてきた一ノ瀬さんが僕に報告だけすると足早に去っていく
残された僕は1人で家へと歩き出した
旧校舎の更に奥…生徒は勿論、教師でさえ滅多に来ることの無い一室で
「一ノ瀬のやつ、ちゃんと来るかな?」
「大丈夫だって、撮られても無いのに写真バラすって言われて真っ青になってだだろ?他には知られたく無いはずだから絶対来るって」
そんな事を話していると部屋の扉が開いて一ノ瀬さんが入ってきた
「いらっしゃ〜い…ちゃんと言われた通り1人で来たな」
下卑た笑みを浮かべた2人は下心を隠そうともせずに迎え入れると
「それじゃ、まず確認だ。自分でスカート捲って中身みせてみろ」
ひとつしか無い入り口を塞ぐと一ノ瀬さんに命令がとんだ
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