僕からの提案に素直に応じてくれた一ノ瀬さん
断られるだろうと思っていたので若干の戸惑いがあったものの、彼女の頷く姿を見るとなんだか嬉しくなってしまった
僕も一ノ瀬さんに頷き返すと部屋の押し入れを漁り出す
「確かこの辺に…あった!」
要らないものはその都度処分していたのだが、なんとなくこれだけは捨てる気にはなれなかった
僕が手に持ったのは子供の頃に一ノ瀬さんを縛っていた縄跳び…思い入れが強くて大事にとっておいたのだ
一ノ瀬さんの元に戻り手にした縄跳びを見せると、何も言わずにその場でクルリと振り返り背中を向けて立ってくれる
無防備な背中を見ているとこのまま襲ってしまいそうで思わず唾をゴクリと呑み込んだ
華奢なだがキレイな輪郭を浮かび上がらせている身体…子供の頃の面影は無く大人の女性としての雰囲気を醸し出している
その姿に見入っていると縛りやすいように彼女は手を後ろに回してくれ、それを合図として僕は縄跳びを彼女の身体に巻き付けてゆく
ドキドキしているからか手が震える…彼女の胸を上下から挟み込むように2回巻き付けると後ろで組んでいる両手の手首で縛り上げた
出来上がった姿はなんともぎこちなく想像とかけ離れていたのだが、一ノ瀬さんの自由を奪っていると視覚からも確認できるのはとても興奮した
「できたよ…どう?」
縄自体が細く縛られた箇所が痛いかもしれない…確認もこめて声を掛けると
『う、うん…か、身体が震えるくらい…ドキドキ…してる…』
振り返りながら応えてくれた一ノ瀬さんの顔は真っ赤に染まっていた
同級生…それも幼馴染の身体を這う縄が彼女の胸を強調して背徳感といやらしさを醸し出している
その姿に僕は目を見開きケダモノの様に息が荒くなってしまった
股間も大きく膨らんでいたのだけど、そんな事は気にならない程に一ノ瀬さんの姿に興奮していた
夢の中ではこのまま服を引き裂いて…嫌がる彼女の柔肌をタップリ堪能していた
欲望を必死で抑えてこんでいる僕は喋ることすら出来ず、まるで視姦する様に一ノ瀬さんを見続けている
一ノ瀬さんも恥ずかしさからか声を出さず2人の間で暫く沈黙が続いてしまっていた
やがて僕の視線に耐えきれなくなったのか一ノ瀬さんの身体がフラフラと揺れ出し、足元が覚束なくなってしまう
慌てて手を伸ばし彼女の身体を支えようとしたのだが一ノ瀬さんの身体に触れた瞬間、欲望が限界を迎えた
「ククク…足掻け足掻け、どうせ叫んでも助けなど来ぬわ!」
夢の中での怪人(僕)の言葉が頭の中に響く…もう無理だ!そう思い彼女に襲い掛かりそうになった時、車が駐車場に入る音が聞こえてきた
ヤバい!!母さんが返ってきた!!!
ハッとなった僕、それは一ノ瀬さんも同じだった
慌てた僕たちは縄跳びを必死で解き、母さんが扉をノックする時にはなんとか平静を保つことが出来たのだった
「帰ったわよ…」その声に返事を返すと一ノ瀬さんは立ち上がり部屋を出ようと歩き出す
「あっ…」なんて声を掛ければいいか分からず間抜けな言葉が口から漏れた
『…また…続きは…今度…ね…』
振り返らず呟いた一ノ瀬さんはそのまま帰ってしまい、後に残された僕は今日のことを思い出しながら再び自慰にふけってしまう
「また今度か…もう少し、綺麗に縛れるように勉強してみようかな」
そう呟くと縛り方の参考になるような動画を漁りはじめた
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