学校で挨拶はしたものの気恥ずかしさとオカズにした罪悪感から一ノ瀬さんの顔をまともに見れないでいた
そんな彼女も今日は素っ気無い態度で昨日とは大違い…
何となく心の内がバレてるみたいで居心地が悪かった
(一ノ瀬さん、僕がどんなこと考えてるか分かってるみたい…変態とかキモいって思われてるかな)
考えすぎではあるが後ろめたさから声も掛けずらく、こちらも素っ気無い態度を取ってしまっていた
休み時間に何度か声を掛けようとしたのだけど彼女を見ると昨夜の夢を思い出してしまう
(酷い事されそうになのに何処となく期待している眼…いや、違う。あれは僕の妄想であり願望だ)
一ノ瀬さんにそんな願望を抱いている自分に嫌悪感を覚え益々声を掛けづらくなってしまい1日が過ぎてゆく
翌日もその翌日も…気付けば挨拶を交わすだけの関係に戻ってしまっていて、そのストレスが僕をさらなる自慰行為に駆り立てる
学校から帰ると一ノ瀬さんをオカズにする日々が続いていた
そんなある日…
今日も自室に篭っていると玄関の方から会話が聞こえてきた
『こんにちは…あっ…おばさん…これ…うちのお母さんが…』
聞こえてくるのは一ノ瀬さんの声、どうやら届け物を持ってきたみたいだった
本当はここで話をしに降りて行けば良いのだけど日課となった自慰行為中で自室から出るつもりは無い
それどころか声が聞けてより妄想が捗るようになってしまう
「あぁ、千鶴を欲望のままにメチャクチャにしてみたいなぁ…」(1人の時は呼び捨て)
そんな事を思っていると2階へ上がってくる足音が聞こえる
車が動く音がしたので母親は出かけたはず…じゃあ上って来るのは誰だ!?
そんな事を考えていると
『圭介ちやん…いる?私…千鶴…入っていい?』
ノックと共に聞こえたのは一ノ瀬さんの声!
慌てた僕は出したモノを急いでティッシュに包みゴミ箱に捨てると、何とか取り繕いながら返事を返した
「あ、、ち、チーちゃん来てたんだ、ちょっと待っ」
僕の声に反応した彼女は気がはやっていたのか応える前に扉を開けてしまう
「や、やぁ。ウチに来るのは久しぶりだね…」
部屋の中は自慰行為後の生臭い匂いが漂っていた
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