「んっ?そ、そうだね…か、帰ろうか…もう暗くなってきたし…」
ことの頃の遊びの話をしていた時、圭介クンは何かを思ったのか、突然帰ろうと切り出しました。
気づけば辺りは暗くなりかかっています。
ベンチから立ち上がり公園の外へ向かって歩き出す圭介クンのあとを千鶴も追いかけました。
(そうだった…戦隊ゴッコして…ヒロインの私が怪人に捕まって…縄跳びで動けないように縛られて…)
きっかけは、その前日のテレビ放送だった気がします…ヒロインの1人が悪の怪人に捕まり身動きできないようにに縛りつけられ、変な笑みを浮かべた怪人がヒロインに迫り…そんな絶体絶命の危機に仲間が助けに来てくれ怪人を倒す…ヒロインの危機にハラハラし、その後助けられてからの逆転…その興奮から自分たちのゴッコ遊びの時、内緒で圭介クンに縛ってほしいと頼んだのは千鶴だったのでした。
(なんで…あの時…あんなにドキドキしたんだろう…)
今になってあの時のドキドキした気持ちを思い出します…何故あんなに心臓が高鳴ったのか…縛られ動けないのに…そして縛った圭介クンも興奮していたような…
そんなことを考えていると口数が少なくなり、2人はあまりの喋らず家へ向かいました。
「そ、それじゃあ…また明日…バイバイ…」
いえの前まで送ってもらいましたが、なせか圭介クンの顔をまともには見られず手を振りそそくさと玄関の扉を開けたのでした。
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「クククッ…とうだ動けまい?正義の味方気取りの生意気な女が…どう料理してくれようか…まずは裸に向いて…イヒヒヒッ…」
「い、、いやぁ…!や、やめてっ!だ、誰か助けて…やめてっ!ち、近寄らないでっ!あぁっ…!
!」
「……………!?」
大きな声て叫んだ時、千鶴はベッドから跳ね起きました。パジャマはかいた汗で濡れていて肩で大きく息をし…
辺りを見渡し、今のが夢だったことに気づきホッと大きく息を吐き出しました。
(な、なんで…あんな夢を…昨日、圭ちゃんとゴッコ遊びの話をしたからかなぁ…それにしても…あぁっ…もうやめよう…シャワー浴びなきゃ…)
夢のことを考えようとしましたが、何故なのか答など出るはずもなく、気を取り直しシャワーを浴びに浴室は向かいました。
パジャマを脱ぎパンティに手をかけて、初めて気づきましたが、パンティが汗てはないものでぐっしょりと濡れていたのです。
(な、なんで…私…)
再び夢の事を思い出すと、身体が熱くなりドキドキと落ち着いていた心臓がまた高鳴るのを感じるのです。
この感覚は、子供の頃、縄跳びで縛られた時と同じ…あの時のゾワゾワしたあの感覚と…
(わ、私って…ヘン?縛られて襲われそうになって興奮してるの?それって…マゾ?)
ふと頭に浮かんだマゾという言葉…それを振り払うように熱いシャワーを浴び学校へと出かけました…
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