理美さんは、重い口取りで…
「義父さんが…」
宏和が言い直す
「親父が?…」
理美さんは重い口を開け
「私の部屋に勝手に入ってるみたいなの…」
「何で?」
聞き返した
「分からないよ…でも…私が居ない間、制服とか掛けていた位置が違うの…」
理美さんは下を向き
「今日だって…」
宏和はとぼけながら
「気のせいじゃない?」
理美さんは吹っ切れたように
「制服だけじゃない…下着だって…」
宏和は驚いた素振りをみせながら
「下着って?」
「いたずらしてるみたいなの?」
「いたずらって?」
「………。」
自分がした下着のイタズラ
親父に疑いが掛かり、理美さんの反応がより興奮を覚えながら聞き出す
「どんなイタズラされたの?」
理美さんは、抱えたクッションを宏和に投げつけ
「ばか…そんなの言える訳ないじゃん!」
怒るように言った。
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