「…え…?」
思わず声に出てしまいそうなほど、ぎりぎりのところで開いた口から飛び出る驚き、を何とか無音に留めた。
これまでの数回。
洗面所で夕貴の背後を楽しんできた自分にしかわからない、およそ15分程度のルーティン。
それは、一度足が閉じればもう洗顔が完全に終わるまで開かれないという事実だった。
しかし、その「今まで」を覆すように、再び夕貴は足を開いた。
それも今までにないほどの開脚幅。
わざと?そう思わせるほど大胆で無防備、一瞬引いた手をまた突き出したい。
しかしその大胆過ぎる行動が一瞬ためらわせる。
(こんな愛想も良くて…サービス精神旺盛な女…ほんと良く見つけたよな…。
このぷりっとでかすぎないケツ…、脚…最高だぞ…?
毎晩楽しんでるのか…?
羨ましいよな…ほんと…。
「他人のモノ」を覗き見るって…のは、お前にはできないだろ…?
俺がたっぷり楽しんでやるからな…。)
無防備というよりも、大胆というか…何と言うか。
一周回って自分を男だと認識していないのかと思う程、脚を開く夕貴の姿に、段々と遠慮という感覚が薄れていく。
「頼まれなくたってそのつもりさ…?
でもそれは夕貴もだろ…?仲良くしてくれるのは旦那だけか…?
夕貴は仲良くしてくれないのか…?」
と、少し意地の悪い、拗ねたような文言で返す男。
一度無遠慮に盗撮行為に足を踏み入れてしまったことで良くも悪くも余裕が生まれてしまったのか。
(たまんねぇな…。
只の盗撮じゃなくて、それがお前の嫁さんなんだから余計に…勃っちまうよ…。)
後ろで少し前かがみになりながら、膨らんだ股間を誤魔化すような男。
既に二度目のチャンス、予期せぬ開脚に対して…大胆にスマホをスカートの中へ差し込みながら。
(早く見たいぜ…夕貴のぱんつ…ぱんつぱんつぱんつ…。
悪いな…?お前の嫁さんを盗撮して、おかずにしてしまう俺を…許さなくていい…。
だから、また…これからも招待してくれよ…。)
【そうですね…間違いなく狙うでしょうね…。
それが盗撮という大胆な行為にまで到達するかどうかはわかりませんが、
泊まるという行為が叶えば、あらゆる場面で幸運にありつける可能性が高い。
着替えや、脱衣所の下着、あるいは寝室のしまわれている下着など。
最初はラッキーと考え、幸運を悦ぶでしょう。
しかし徐々にその幸運だけでは満足できなくなっていく。
ルーティンの把握、旦那にいつもより酒を飲ませ泥酔させる、など。
出来る限り二人きりに慣れる時間を作り、出来る限り無防備な体勢を促す。
あくどいというか、必死になってそうだ…猿以下ですね。
夕貴さんはそんな男…隙あらば覗いてくる男に興奮しますか?】
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