「…っっ。」
脚の間に、スカートの中を覗き込むようにスマホを差し込んだ直後に声を掛けられれば、動揺してスマホを落としそうになる。
しかし、夕貴の口から出てきたのは、盗撮を咎める言葉でも、蔑むような言葉でもなく、昨夜の話。
どうやら現状に気づいてはいないらしいことに、ほっと胸をなでおろす思いで。
しかし、安堵している時間が長く、返事をしていないことにハッとし、慌てて言葉を紡ぐ。
「そ、そうか…?
いつもあんなもんだと思うが…。」
勢いでスマホを握った手を引いてしまいそうになるが、次の機会がいつになるかわからない。
せめて、洗顔クリームを洗い流す動作に映るまでは…。
と、恥ずかしくも挙動不審になりながら、しかし興味興奮に抗えず盗撮を続けてしまう。
(夕貴…どんなぱんつ履いてんだろ…。
あいつはいつも見てるんだろうな…。羨ましい…。
覗いてる、盗撮しているなんてことがバレたら…、もう会えないだろうな…。
いや、警察沙汰か…。)
そんなことを考えながらも、撮影は止めない。
「俺だって楽しいさ。
じゃなきゃ来てない…、し、誘われる時点で断り入れてるって…。」
こんなにも夕貴の洗顔に集中した日があっただろうか、と思う程、動きの一つ一つに気が気ではない。
流すのか…?
そう感じれば、一度スマホを手元に引いてポケットへ。
【よろしくお願いいたします。
イメージと違えば仰ってください。
必要な情報等あれば記載していきますので、そちらも仰ってください。】
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