吞みながら改めて亮平が、
「横山さん、北斗君、特別会員の件前向きに検討してくれよ。勝ちゃんはもう入ってくれるって言ってるし(笑)」
菊池「おい亮ちゃん、まだ入るなんて一言も言ってないぞ。」
「でも井ノ上さんから、グループレッスンや個別レッスン受けられるんだぞ。勝ちゃんがそんなチャンス、みすみす逃す筈ないって思ってるよ(笑)」
菊池「ま…まあな(照笑)」
「横山さん、泳げるようになりたいって言ってたじゃないですか。彼女プールも見てくれますよ。何だったらその後一緒にジャグジーって手も(笑)」
横山「プール…それにジャグジーも一緒にか、それはいいな。北斗君前向きに考えるか?」
京本「亮平さん、俺女の子も大好きだけど、トレーニングの時はガチ勢なんだけど大丈夫ですよね。」
「北斗君の場合は自分をわかってるだろうから、危険な態勢になっていないかとか、注意して見てるだけだよね。黒木と違って股間はガン見しないだろうけど。それにその分触れ合えるチャンスは少なくなるけど(笑)」
京本「あっそうか……じゃあ初級者のふりしようかな(笑)」
「それもいいけど、分かっちゃうと思うよ。みんな特別会員の件前向きに検討してくれてるってことで、詳しい案内は堂本部長が作ってるから、近日中には渡せると思う。じゃあここはお開きで……」
伝票を手にすると、合計を確認して、渋沢札数枚と共に、
「目黒悪い。これで先に行って会計しといてくれる?」
目黒「わかりました。会計前で待ってます。」
のろのろと帰り支度を始める三人。その間に伝票とお金を持った目黒は、一人会計に向かう。
会計前で合流した一行は、店を出て二次会へと流れていく。
翌朝マンションで朝早く目覚めた亮平
「うっ…少し飲み過ぎたかな。二日酔いの顔じゃ流石に恰好付かないし、熱いシャワー浴びてすっきりするか。」
ノートPCを起動させてから浴室に向かう亮平。
シャワーを浴び髭を当たり、すっきりとした表情でキッチンに立つ。
簡単な朝食を用意して、リビングテーブルに行き、起動させていたPCを操作しながら朝食を食べ始める。
「朝からこれはなかなか刺激的だな。本当にいい体してる…経験は渡辺君だけか。彼一人よがりそうだし、開発されてないんだろうな。米倉さんの時もなんかいもいってたし。早く俺の体の下に組み敷きたい……そういえば、黒木が持ってきた色々な道具、ここにあるんだよな。面白そうなものもいくつかあるし、捨てないで取っておくか。」
そんなことを考えながら食事をしていると、いつの間にか始業5分前に。
「やっぱりこういう時上下移動だけで済むのは楽だよな。井ノ上さんも入寮したことだし、早く本格的に引っ越すとするか」
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