ウェアに着替え終わった大西丈一郎と井ノ上胡々希が、堂本部長に連れられて亮平の元に。
堂本「社長、これから二人を先日案内しきれていない場所を案内してきます。」
「宜しく、堂本部長。。あっ、今時間あるから堂本部長の仕事ぶり見学させてもらうために、俺も付いていこうか。目黒も行くぞ。」
目黒「分かりました。(心の声:井ノ上さんのウェア姿じっくり観察したいんだろうな。)」
堂本「社長に見られるんですか、緊張するな。」
「まあ、気にしないで。いないものとして扱ってくれていいから(笑)」
堂本「そうですか……じゃあ行きましょうか、大西君・井ノ上さん。」
先ずエレベーターに乗り一階まで降りて、一階から説明を始める堂本。
「(心の声:前から思ってはいたが、スポーツウェアって体にぴったりフィットしててなんて言うか、そそられるよな。他の職員の同じような姿見てもなんとも感じないのに…やっぱり俺井ノ上さんを好きなんだな。。)」
そんなことを考えていると横から目黒が小声で
目黒「社長、このまえは気が付かなかったけど、井ノ上さんのお尻ってプリッとしてて桃みたいですね。若いってこともあるんでしょうけど垂れてもいないし…」
「(小声)目黒お前不謹慎だぞ(笑)」
口ではそう言いながらもなぜか満更でもない様子の亮平
目黒「(小声)すいません(笑)」
社内案内の行進は、二階三階へと進んでいく。
三階に来て初めて、胡々希の後ろから離れる亮平。
説明の列から離れると一人、サウナに向かいサウナ室の扉表面をしげしげと確認した後、扉を押したり引いたりしている。
プールの見学を終えた堂本が追い付き、亮平に
堂本「社長が菊池さんに依頼した通り、両開きに変えて外側は棒などが引っかからないようにしてあります。女子サウナ室も同様になっています。そして今まで決まっていなかったモップ等の置き場も少し離れたところに設置しました。」
堂本はそう言うとそちらの方向に進む。
堂本「こちらが掃除道具置き場になっています。」
そこには数本のモップ・ブラシ等が浮いた状態で収納されて、転倒防止の横棒も設置されている。
「対策はきちんとされてるってことだね。。今後とも何か危険と思われる場所があったら躊躇なく、改造工事してくれよ。」
一行と別れて一足先に社長室の戻った亮平は、菊池電気商会へ電話をかける。
「あ、勝ちゃん、亮平だけど…」
「おお、亮ちゃん、どうした?」
「いや、サウナ室のドア工事急がせて悪かったなと思って…それに掃除道具置き場まで作って貰って…これで無事明日リニューアルオープンできるよ。」
「それは良かった。じゃあ今夜いつもの四人で前祝と行くか(笑)。横山さんと北斗には俺から連絡しとく。」
「わかった。いつものとこでいいよな。〇時に。」
「OK、横山さんと北斗新一号店の全貌見たら驚くぞ(笑)」
「だといいんだけど(笑)じゃ〇時にな。」
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