何度かインターホンを鳴らすが、なかなか出てこない胡々希。
「寝ちまったかな…まさか倒れてるなんてこと‥‥‥」
心配そうに隣にいる目黒に話す亮平。
目黒「まさかとは思いますが…社長、合鍵は堂本部長管理ですか?」
「いや、堂本君が俺に預かって欲しいってことで、とりあえず俺のデスクの引き出しに入れてあるけど…」
目黒「そうですか。じゃあちょっと取ってきます。本当に中で倒れてたら大変ですから。(心の声:堂本部長も気が付いてるのか、社長の井ノ上さんに対する気持ち…)では行ってきますので、社長はここで待っててください。」
そう言って目黒が踵を変えようとした瞬間、ガチャっと錠が開き扉が開かれて、胡々希が姿を現し、
「すみませんありがとうございます、あとは自分で………」
と言うが、その直後亮平の胸にフラッと倒れ込む。
亮平はその胡々希の身体を受け止めて
「おい、井ノ上君、大丈夫か?井ノ上君……」
亮平に伝わる胡々希の胸の感触、
「(心の声:勝ちゃんが言った通り、熟れてないなこれは、大きさも揉み心地も良さそうだな…いかんそんな場合じゃない。)目黒、井ノ上さんをベットに運ぶから手伝ってくれ。」
目黒「はい分かりました。井ノ上さんちょっと失礼しますよ。」
亮平と胡々希の横をすり抜け、部屋に上がり持っていた袋を床に置いてベットまでの動線をすばやく確認する目黒。
その間に胡々希を横抱き(お姫様抱っこ)に抱きあげて、部屋に上がる亮平。
目を下げると、薄いパーカーとパジャマの襟元の中に、胸の谷間が見える。
目黒「社長気をつけてください。こっちです。」
今まで胡々希が寝ていたベットを軽く整えてからその傍に立ち、目黒が声をかける。
そのベットに胡々希を横たえて、掛け布団を身体の上にかける亮平。
備え付けてある椅子を引き寄せてそこに座り、
「井ノ上さん、大丈夫?井ノ上さん……」
そう胡々希の声をかけてから、
「目黒、買い物袋の中からゼリーとスポドリだけここにおいて、饂飩は冷蔵庫に入れてきてくれる。あとこういう時は饂飩も温かい方がいいだろうから、俺のマンションの部屋に行って、饂飩温めるための鍋と、冷蔵庫の中から消化に良さそうな物適当に見繕って持って来てよ。あと麺つゆの瓶と丼も。」
そう言うと目黒に自分の部屋の鍵を渡す
※元投稿はこちら >>