トレーニング室で、マシンを操作している胡々希の内腿に親指を添えている大西を見ながら、
目黒心の声「こんなの見たら社長は??」
そう思いながら、横にいる亮平を見る目黒だったが、亮平は堂本と何事か話し込んでおりその場面は目撃していない。
その後一通り館内の説明を終え、
「これで説明は一通り終わりかな?」
そう言って堂本を見ると堂本は軽く頷く。
「では着替えて社長室に集合してください。一時解散。」
その後いくら経っても、なかなか社長室に姿を現さない胡々希。
「いくら何でも遅すぎるな…全員で手分けして探そう。女子更衣室は黒木君、女子スパ及びサウナは〇□さんと□△さんで手分けして、トレーニング室は大西君、男子更衣室は堂本課長、男子スパとサウナは私と目黒で探してくるから、みんな宜しくね。」
そう亮平が言うと、それぞれ割り振られた持ち場に散っていく各自。
黒木は初めだけ走りあとはゆっくりと歩いて女子更衣室へ向かう。
黒木「いい具合に男子スパとサウナは社長と目黒。
ふふ、小娘今度は汗だくで下着が透けた姿か。
社長にゆっくりと見て貰いなさいな(笑)
女子更衣室にはいないの分かってるから、私も大西君がいるトレーニング室に行こうっと」
そのころ男子スパとサウナへ着いた亮平と目黒
目黒「ざっと見渡した限りいないようですね。」
「そうだね…一応浴槽も見てきてくれるかな。
俺はサウナ室の方見に行くから。
異常があったら大声で知らせてくれ。」
そう言うと小走りでサウナ室へ向かう亮平。
サウナ室の前に来ると、ドアレバーに引っかかったブラシの柄。
ブラシをどかしサウナ室のドアを開けながら、
「誰だよ、こんなところにブラシ置いて、もし誰か中に…って、井ノ上さん、大丈夫?」
倒れた胡々希の両腕の下に腕を差し入れて、その体を引っ張りながら
「目黒!!いた!井ノ上さんいたよ。冷たい水とベンチ用意して。」
胡々希の乳房の膨らみが、腕に当たるがそのようなことに気を取られている場合ではなかった。
目黒「社長そこにベンチと冷水用意しました。」
「ありがとう。じゃあ、そこに一度寝かそう。」
胡々希を寝かし終えると、
「バスタオル何枚か冷水で濡らして持って来て、水風呂につければすぐに水すうはず。」
亮平は胡々希の上半身を少し浮かせて、汗に濡れたTシャツの裾から手を差し入れてブラジャーのホックを外す。
その頃には水が滴っているバスタオル数枚と乾いたバスタオル数枚を持った目黒が傍に。
「ありがとう。一枚は脚の上に。もう一枚は上半身だよな。」
そして首筋に冷えた水のペットボトルを押し当てていると、胡々希のうめき声が。
「井ノ上さん、井ノ上さん…大丈夫?井ノ上さん」
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