シャワー、有り難い申し出を受けるが…。
「私、渡辺君の傍にもう居たくないんです。」
渡辺「胡々希ちゃん…、本当に駄目なのか?」
「声も聞きたくない…、傍に居るだけで鳥肌が立つ!」
その言葉にショックを受ける渡辺、まだどこか胡々希を諦めきれないのか…。
渡辺「好きだから…、嫉妬から…してしまった事なんだ…、なぁ、胡々希ちゃん……。」
目黒の横から胡々希に手を伸ばそうとするが黒木に制されてしまう。
目黒「念書で済ませてる内に諦めなさい!井ノ上さんが表沙汰にしない代わりに情を掛けてくれてるんです。
(心の声(社長の為にもこの男、井ノ上さんから早く離さなければ…。))」
「社長、早く寮に戻りたいです、身の回りの物を持って寮に…。」
黒木「では井ノ上さんは身の回りの物を鞄、スーツケースに入れてください。
寮にある程度のものは揃ってますので必要な物は後日、引っ越しの際に引き上げるでとうでしょう?」
目黒の言葉に頷き寝室へ、クローゼットの衣服類、パソコン、その他必要最低限の物を入れリビングへ行くと渡辺の姿は消えている。
亮平と目黒に手伝ってもらい車にトランクに荷物を入れると再びジムに戻ってくる。
二人が手伝ってくれ荷物を部屋に入れるとお礼を言い頭を下げる。
目黒「カードとシリンダーキーが無ければ誰も開けられません、安心して休んで下さい。」
二人が玄関から出るとその場にペタンと座り込んでしまう。
暫くそのままの体勢で動けないでいる。
「お風呂入らないと……。」
浴室を見に行くと湯船に湯を溜めていく。
湯がたまるまでの間、初めて入った時は見ていない場所を見て回る。
玄関横にシューズクローク、キッチンには電化製品が揃い、リビングにはクッションとシンプルなテーブル。
寝室にはベッドとウォーキングクローゼット。
リビング、寝室、洗面所脱衣場、浴室には全身映る鏡があるだけで別段、変わった所はない。
♪♪♪〜、お風呂が沸きました。機械のアナウンス。
そのまま浴室へ、持ってきていたお風呂の道具とスキンケア用品を棚に起き
全て脱ぎ、端に置きお風呂へ入るとシャワーで体を流す。
※元投稿はこちら >>