見られた、お二人に見られてしまった左胸、腰、飾り気のないパンティ、太腿と見られてしまった。
渡辺照は目黒康二の手に寄って引き離された、その瞬間バスタオルが掛けられ、そのバスタオルを巻き込んだまま胡々希はベッドの上で体を丸め
あられもない姿を隠すように蹲る。
渡辺照に触られた自身の身体が嫌で嫌で仕方ない、シャワー浴びたい
だけどこの場で浴びる訳にはいかない、着ていたものを全て脱ぎ
ブラもパンティも洋服も着替え脱いだ物を丸めリビングへ、そのままキッチンのゴミ箱に捨ててしまう。
亮平と目黒の後ろから少し顔を覗かせ渡辺を見ながら
「突き出しません、ただ二度と関わりを持ちたくありません。
二度と会いたくありません、傍にいたくないです。
同じ空気を吸うのも嫌です。」
目黒「ならば念書を作ってサインさせては如何ですか?
井ノ上さん、パソコンとプリンターお持ちですか?」
大学生の課題で必要で持っているはずと踏んだ目黒からの提案。
胡々希は黙ってパソコンを起動させると目黒が書類を作り、亮平に手渡す。
「ただ内定先には就職出来ないよ、お父様とお母様には報告するから地元に戻されるよ。」
渡辺「そ、そんな……、胡々希さん、否、井ノ上さん、昨日と違う服だったからおっさんと…、イヤ、佐久間さんと浮気をしたと思って頭に血が上ってしまって
自分でも思わぬ行動に出てしまったんだ。」
「うん、私もまさか付き添いで来てる方が居るのにそんな風にされるとは思いもしなかったよ。
そんな風にされた人に近くに居て欲しくない事は理解出来るよね?
渡辺君なら“優秀”だから“高学歴”だからUタウンできっと地元一の会社に就職出来る。」
渡辺「そ、そんな…、佐久間さん!佐久間さんからも勘違いから男ならあると井ノ上さんに言ってくださいよ。」
フローリングで正座をし情けない顔で亮平と目黒を見上げている渡辺。
目黒は兎に角、警察に届けられたくなければ念書にサインしろと迫る。
自分より背の高いガタイの良い二人に冷たい目で見られ震える手で渡辺照とサインし
目黒が自身の鞄から朱肉を出し拇印させる。
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