目黒康二と2人、胡々希のマンションのリビングにいると、胡々希の悲鳴らしき声が聞こえる。
「くそっ、同じマンション内にいるとはいえ、やはり2人きりにすべきじゃなかったな。」
胡々希が入った部屋に向かいながら
「目黒君はあの男井ノ上さんから引き剝がして、動けないように拘束しといて。もしかしたら、いや確実にあの男井ノ上さんに覆いかぶさって行為に及ぼうとしてると思う。あの時(黒木が全裸で亮平に迫っていた時)とシチュエーションは逆とはいえ、目黒君にはまた辛い思いさせちゃうかもだけど…」
「大丈夫です社長。」
そう目黒に言い終えると同時に
「何してる!井ノ上さん嫌がってるだろうが、バカ者が!」
言いながらドアを開けると、やはり渡辺照が井ノ上胡々希の上に覆いかぶさり、その手はブラジャーの上から井ノ上胡々希の乳房に。
目黒が渡辺照を後ろから羽交い絞めにして、井ノ上胡々希から引き剥がす。
リビングに畳まれて置いてあったバスタオルを持って来ていた亮平は、それをあられもない姿にされていた井ノ上胡々希の身体にかけてから、
「俺たちはこの馬鹿と一緒にリビングにいるから、服整えて。」
とリビングに移動する亮平と目黒、それと目黒に羽交い絞めにされた渡辺照。
数分後衣服を整えた胡々希がリビングに姿を現す。
「井ノ上さん……この馬鹿どうする?警察に突き出す?」
目黒に羽交い絞めに拘束された渡辺照はジタバタと抵抗しているが、体力が無くなって来たのか次第に静かになってきている。
「警察に突き出せば不同意性交未遂か不同意わいせつで確実に実刑にできると思うけど……俺と目黒が証言するし…どうする?」
渡辺「警察……警察は許してくれ、頼む頼むよ胡々希。いや胡々希さんお願いだ…警察沙汰になんかなったら、折角内定を貰った就職先パーだよ。お願いだからさ…俺と胡々希さんの仲だろ…お願いだよ。」
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