駐車場へ三人、先ほどの車へ。
同じ県だとは言え、市が違う為、車だと少し掛かる、この県は公共交通機関が発達しており車がなくとも移動には事欠かない。
「社長と目黒さんが着いてきて頂ければ待ち伏せされても安心です。
お蕎麦屋さんですか…、普段外食ではお蕎麦食べないので(高いから)以前、祖父母がご贔屓にしていたお店ならご案内出来ますが…。」
高速道路は混むことなくナビの時間が示した到着時間。
「右手側に来客用の駐車場があります、管理人室の前に記入用紙があるので言って書かないと…。」
亮平が渡辺照が待ち伏せしている可能性があるからと一緒に行ってくれると言う。
目黒も駐車したら追い掛けるといい管理人室へ、来客駐車スペース使用、用紙に書いていると
案の定、渡辺照が…。
渡辺「胡々希ちゃん、待ってたよ、何でそのおっさんが一緒なわけ?」
渡辺の言葉に応えず亮平に謝罪の意味を込め頭を下げる。
そこへ目黒も合流する。
目黒「社長、お待たせしました、井ノ上さん、引っ越し前なので最低限、身の回りの物を纏めて下さい。」
渡辺「引っ越し前に何だよ!胡々希ちゃん、応えてよ。」
「渡辺君も着いてきて。」
オートロックを抜け四人で部屋に行き部屋の鍵を開けると。
「社長、目黒さんも中へどうぞ。
渡辺君も、私物持って帰ってくれないかな?」
渡辺「何だよそれ!俺は別れる気なんて無いからな!」
別れる気はない。と言う渡辺の言葉を無視し。
「寝室に洋服あるから持って帰って。」
渡辺を寝室へ、ドア開けっ放し渡辺に警戒MAXの胡々希はドアを開けていたが渡辺がドアを閉めてしまった。
渡辺「別れる何て冗談だよな?」
テキパキも背を向け渡辺の私物を纏めていると後ろから抱き着かれる。
渡辺「ヤッてなかったから拗ねてるんだろ?」
目が血走り興奮している渡辺。
この人はどう言う神経しているんだろう、私はこの人の何が良くてお付き合いしてたんだろう。
「渡辺君、離してよ!離したってば!」
後ろから抱きついた渡辺の左手は洋服の上から胸に右手はワンピースをたくし上げ太ももを触る。
「渡辺君、何考えてるのよ!止めてったら!止めて!イヤ、イヤだ!」
ベッドに押し倒されワンピースをたくし上げられカジュアルな下着が露わになり
ブラを上げられブラに押された乳房の形は歪み……。
寝室の開く音と低く怒りの声が…。
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