「マンション、明日一人で行ってきます。」
と言う胡々希に対して
「渡辺君マンションの場所知ってるんだろ……だったら一人で行くのは止めた方がいいと思う。」
目の前に停まった車に、先に胡々希を乗せ続いて乗り込み、寮に向かうように堂本に命じる。
「渡辺君が、見張ってるだろうからね。少し寮の部屋で休んだら送って行ってあげるよ。伯母さんにも頼まれてることだし…」
そう胡々希に言ってから運転している堂本に対して
「堂本君、この後この車今日一日使うから、社に戻ったら予約ボードに書いておいてくれるかな。誰も予約してないよね。」
「分かりました。他の予約は入っていなかったので大丈夫です。(心の声:って言うか社長車予約できる強者なんていないだろ。それにしても社長、井ノ上さんにご執心だよな。本当に狙ってるのか。)」
そうこうしているうちにジム裏手の駐車場に、車が乗り入れられ指定か所に駐車される。
「堂本君ありがとうね、じゃあ、井ノ上さん行こうか。ここのビルの5階が寮になってるから。」
三人は一緒にエレベーターに乗り込むが、操作盤に4階まで表示されていないことに少し怪訝な表情を浮かべる胡々希
前日(胡々希が運ばれた後)の渡辺照
「なんだよ、乗せて行ってくれてもいいじゃん。って言うかなんであのおやじが一緒に乗っていくんだよ、クソッ……」
少しの間その場で呆然としていた照だったが、他の車にクラクションを鳴らされて、自分が今車道に佇んでいることに気が付く。
「ビービー五月蠅えんだよ、ボケ、田舎もんが。」
小声で悪態をつきながら、力なくその場を退ける照。
「どうしようこんな町地理も分からんし、胡々希がなんて病院に運ばれたのか調べようもない……これ以上ここにいても、しょうがないよな…」
改札に向かう階段を昇りながら
「そうか、胡々希のマンション前で張ってれば、会えるか。大事が無きゃ遅くても明日か明後日には戻って来るだろ。胡々希の身体最高なんだよな、あんないい女諦められるもんか。中は締め付けて来るし、おっぱいの大きさは手頃で、感度もいいのか、いい声で鳴いて」
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