カフェに入店し、店員に導かれてテラス海側端の席に座り、早速足湯に足を入れる。
「うー気持ちいい(笑)……」
店員が「メニューでございます。」と、メニュー表をお冷・おしぼりと共にテーブルに置き「お決まりになりましたらそちらのボタンでお呼びください。」と下がっていく。
「グリルもいいけど、夕食との兼ね合いもあるから、パスタとスープ・サラダ位にしておこうかな。このジェノベーゼパスタのセットにしよう……胡々はどうする?」
そう言ってメニューを見ている胡々希と横に広がる海を交互に見つめている。
やがて決まったメニューを店員に伝えてから、
「ホテルドアマンの奥様は参っちゃったな。まだ結婚はしてないのにね。ドアマンからフロントに、佐久間様が奥様とお着きになられましたとか伝えられてたらとか思って、宿泊票胡々希の名前ファーストネームだけにしちゃった…迷惑だったかな?」
胡々希の返答を聞いて
「今日はあのホテルに泊まってゆっくりとね(笑)明日朝早くにチェックアウトすれば、寮で着替えてジムに出勤できるから。。」
そんなことを話していると頼んだ料理が運ばれてくる。
「おっ、美味そう……いただきます。」
軽く手を合わせてから食べ始めると食事の合間に
「桟橋に大きい客船が入港してるね、後で近くまで行ってみようよ。その後向こうの〇レンガ倉庫行って…そうか胡々今日ヒールだったね。歩くの大変か……」
佐久間スポーツジム
テーブルで向かい合う大西と深澤
「大西様、今日はいかがでしたか?」
「今日はありがとうございました。凄くいいジムだと思います。」
「そうですか、ありがとうございます。お気に召していただけたようで良かった。さっき最後に言ったように入会するかどうかはゆっくりと考えてください。あとちょっとお手数をお掛けしますが、こちらのアンケートにご協力いただければ…」
そう言って用紙を差し出す大西
「は、はい。分かりました。」
「あの、お気を悪くされないでいただきたいのですが……(大西心の声:少し探り入れといたほうがいいよな。)」
「はい?」
「あの、深澤様は丙ジムの井ノ上の事ご存じなのでしょうか?いえ、会員様とお話しされているのを、耳に挟んでしまったもので…過去に井ノ上が深澤様に対して、何か不始末をしてしまったとか。」
「…いえ、そんなことは全くないんですが…」
「が?……」
「(深澤心の声:やばっ…どうするか?)」
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