「未練たらたらって…、少し怖いじゃないですか…。
亮平さんに可愛い綺麗と言われたら嬉しいですが他の男性(ひと)に言われてもちっとも嬉しくありません。」
移動後、テーブルに鰻丼が前に置かれ亮平が手を合わせるとそれに合わせて手を合わせ頭を軽く下げ。
「頂きます、かば焼き食べたのもの凄く久し振りです。
美味しい……。」
学生がわざわざ鰻を食べたり胡々希ほどの苦学生なら益々ないだろう。
「お味噌汁もサラダも香物も全部美味しいです。
…デート、ドライブデート!嬉しいです、車でまた出掛ける機会があるなんて…
あっ、用事と言うか……買い換えなきゃいけないものがあるのでそれを買ってからで良ければ…でも亮平さん、あしたお仕事は?
先に私、南駅から中央駅まで行って買い物して待ってた方がいいと思うんですよ。
(心の声:ランジェリーショップ、亮平さんの居場所ないし私は見られたら恥ずかしいし…。)
その後、そうですね、海に行くのはどうですか?雨じゃないと思うので。」
亮平は?
−−−堂本家−−−
「ねぇ、アナタが公休で社長と井ノ上さんが出勤日はいつなの?」
「百々ちゃん、やっぱり夏奈さんと行くの?」
「だって亮平くんの恋人、井ノ上さんだっけ?見てみたいじゃないの、夏奈さんと吟味しに行かなきゃ。」
「会員さんにも評判はいいよ。」
「それは会員さんにでしょ?身内としてどうなのかなぁ〜?って。」
「確かに社長と井ノ上さんが結婚すれば会長ご夫妻と親族になるが…。」
「んー、私、亮平くんのお姉さんみたいなものじゃない?」
「そりゃね、僕と百々ちゃんが結婚するって言った時、「百々姉ちゃんを幸せにしないと許さない。」ってに当時まだ学生の社長に口酸っぱく言われたけどね。」
「そうよ〜、寿退社だって結構止められたんだからね。
子どもが出来るまで何度か夏奈さんに泣いて話したことだってあるのよ〜。」
「忙しいを言い訳に中々協力出来なかったからな。」
−−−佐久間会長家−−−
「貴方、亮平とお付き合いしてる井ノ上さんは美人さんなのよね?」
「あぁ、亮平好みだと思うぞ、…付き合いだしたのか?」
「あれ?堂本くんから聞いてないの?大々的に発表したとかじゃないけどジム内ではお付き合いしてるよね?って噂になってるわよ。」
「亮平が社長で全て任せてるから私はジムに行っていないし付き合いで忙しいからな。」
「えぇ、ゴルフにシガーバーのお付き合いに忙しいわよね。」
「遊んでいるわけじゃないんだぞ。」
「解ってますよ。」
「そんな風に見えないけどなぁ。」
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