京本からの茶化しを受けながらも横山が、一足先に更衣室経由プールに向かう。
いつの間にか亮平の姿も消え、ジムにいるのは京本と菊池・目黒、大西とそのグループレッスンの生徒達だけだった。
京本「菊池さん、俺達もプール行きますよ。(小声:菊池さんも井ノ上さんの水着見たいでしょ。)」
ジムを出て更衣室に向かう京本・菊池・目黒
菊池「それはそうなんだけど……」
そう言いながら菊池が隣にいる目黒をちらっと見ると、目黒は怖い顔(目は笑っている)をしながら
目黒「菊池さん、京本さん。分かってますよね。井ノ上さんは社長の思い人ですので、くれぐれも軽々しい行いはしないで下さいね。」
京本・菊池「目黒さん分かってますって…分かってるから怖い顔して凄まないでよ。ただでさえそのガタイで圧あるんだから(笑)」
目黒「えっ?俺ってそんな圧感じさせてます?(心の声:米倉さんがそっけないの、そのせいもあるのかな…でも体格はどうしようもないし…)」
三人が水着に着替えてプールに行くと横山がプールに入ろうとしている
京本・菊池「横山さん頑張って。ファイト!いいなぁ…井ノ上さんと一対一で(笑)」
そう言って囃し立てると、胡々希から注意されてしまう二人
いつのまにか菊池の隣には亮平も立っている。
亮平に視線を送って微笑む胡々希。その後ろでは菊池が何か目と小さなジェスチャーで訴えかけてきている。
「(心の声:菊池さん…なんだ?胡々希を指さして…怖がってる振り?手を広げて胡々希の方に?怖がってる振りして抱き付くっていうのか。んなの駄目に決まってるだろ、俺だってまだ触ったことないんだから!)」
「(心の声:そんなことしたら、いくら横山さんとはいえ、セクハラで問題にしますよ。)」
という意味を込めて、菊池に向けて顔を横に振る亮平
その亮平を見てシュンとした感じで、若干肩を落とす横山。
その横山の様子を見て胡々希が少し心配そうに横山に声をかける。
プールサイドから二人の様子を見ている亮平。
菊池「京本君、さっきの横山さんの小さいジェスチャー気が付いた?(笑)」
京本「ええ、亮平さんに井ノ上さんに抱き付いていいかって、聞いてた感じですよねあれ(笑)」
菊池「見事に撃沈されてたけど。後で酒の肴にしてやろうか(笑)」
京本「そうですね…そうしましょうよ、抜け駆け謀った罰です。」
そんなことを話しながら、準備運動を兼ねて、水中ウォーキングをしている二人。
ジムの大西とグループレッスンの会員
マダム会員1「大西君…私達の他にだれもいなくなったし、プライベートレッスンまで待てないわ…少しでいいから触って…」
マダム会員2「あ~貴女だけ狡い……私も」
マダム会員3「私も……今日は婚約者さんもそのおばあさまも来てないから…ねっ…」大西「いつ誰が来るともわからないし駄目ですって…そうだ皆さん、場所を変えてグループレッスンしましょうか(笑)」
マダム会員1~3「場所を変えて…なの?…(笑)大西さんったら…もう…」
※元投稿はこちら >>