「そうなんですね、インストラクター長の役職があるので意見を取り入れると思ってました、失礼しました。
嫉妬深い方、どこにでも居ますよね。(苦笑)
失礼な言い方になってしまうと思いますが黒木インストラクター長、
私くらいの年齢の時、話題の中心にいらっしゃってそれを皆良しとしていたのではないでしょうか?
見罷ってしまった祖母が言っていましたが一番いい思いをした経験をした事は中々忘れることが出来ないから胡々希も気をつける様にね。と。
私、祖父母に育てられ、あっ、決して嫌な思いはしていませんが父母が居る友人が羨ましかったです。
堂本部長は総務、人事と色々忙しいんですね、そんな方に負担をかけるのは…、とも思いますが((心の声)照君を寮に入れられない口実も作れるし…、でもきちんとお別れしないとよね。)
ジムに通いたい勉強したと思っているので寮、お願いしたいと思います、あっ、勿論、会費はお支払いします。
あの寮って全身映す大きめの鏡ありますか?リズム体操の振り付けを考える時に有ると有り難いんですが…、無ければ今ある自宅の鏡を持っていきますが
何分、大きいので引っ越し代などが……。
マシンの使い方は少しは知っています、水泳はバリバリ泳げる訳ではありませんが一般の方より泳げます。
それと人命救助も習いましたが…、人形以外ではしたことありませんが落ち着いてすれば問題ないかと思います。
エアロビクスですが出来ない事はないのですがリズム体操と言ってゆっくり体を動かし振り付けを覚える。と言う物をしていました。
覚えた頃に他のリズム体操に変更すると頭の体操にもなるのでそちらを専攻していました。
祖父母の為に覚えたのですが役立ててることが出来なかったのでこの知識を活かしたいとの思ってるんです。」
片手を上げ、立ち去る亮平を口を大きく開け見送る渡辺。
渡辺「えっ、あっ…。(あのおやじ俺が見てるの解ってるのに胡々希ちゃんとお茶してたのか!)
あっ、胡々希ちゃん、何であんなおやじとお茶してるんだよ!」
頭を振り悲しそうな目で渡辺照を見る。
「謝罪したら、デート邪魔したお詫びにお茶しただけそれに今後の就職した時のお話もしたの。」
渡辺「なら今か…」
言葉をかぶせるようにして
「今日は照君と話す気分になれないの解ってもらえないかな?」
渡辺「胡々希ちゃん、俺、胡々希ちゃんの事、大好きだから一緒に居たいんだよ!!何で解ってくれないんだよ!」
「照君は自分の気持ち…ううん、もっと言えば欲望を私に押し付けてるよね?
断っても断っても、好きならいいでしょ、私が居酒屋じゃないところがいいと言っても結局は居酒屋さん。」
渡辺「あのおやじだって胡々希ちゃんが嫌いなコーヒ…。」
また言葉をかぶせる。
「◯◯バなら誰に見られても誤解する様な場所じゃないから私が誘ったの!
私、チョコレートフラペチーノ好きなの!前から言ってたよ、照君、私の何を見てたの?
これ以上、話したくないから帰るよ。」
渡辺「待って…、なんだよ、俺の気持ちだって解っ…、そうか、あした、電話で謝らないとな。
おれ胡々希ちゃんの気持ち考えてなかったかも知れないな。」
更衣室で全裸になり身体を弄(まさぐ)っていると他の女性トレーナー達が入ってくる。
黒木「(心の声(不味いわ、このままシャワー室に……。))」
「あれ?下着とウェアが落ちてる。」
「あー、どうせまた黒木さんよ。」
「確かに前の時も黒木さんのだったもんね。」
「それにしてもだらしなく無い?」
「あーね、オバさん、ヤバいよね。」
「言えてる〜、社長の前で全裸事件だって「この身体見ても抱きたくないの?」って話し有名ってか申し送りでヤバいオバさんって周知されてるからね〜。」
「えっ?その話、私知らない!マジで社長に迫ったの?全裸で?あり得ない〜、よく社長も役職つけてるよね。」
「仕方ないんじゃないの?腕だけは一流だしそれに役職付けたの会長だよ。」
「会長なんだ、それはそうと事務職の娘に聞いたんだけど今年度男女一名ずつ入社前させるんだって
その男性の方が中々のイケメンらしいよ、それから他ジムでトレーナー経験者だって。」
「じゃあ、その男性がインストラクター長?」
「どうだろうね、そもそもさ、黒木さんがインストラクター長っての一応は納得出来るけど
諸々の事務作業、事務職の娘に押し付けてるんだよね。」
「女性の方は?」
「井ノ上胡々希、メッチャ可愛いみたいだしスタイルいいし有りよりの有りくらいメッチャ可愛いって履歴書見たって言ってたよ。」
「((心の声)何ですって!あの小娘め、全く見た目だけで判断して本当、今の娘達は騙されやすいわね。
それにしても社長に迫った事、何故知ってるのかしら?社長自ら言う訳でもないだろうし…。)」
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