食事を進めながら先程胡々希に言った言葉を思い返している亮平
「(心の声:変わり夜になったらなんて、意味深すぎてまだ早すぎたかな……
まぁ、一度発してしまった言葉は戻せないし…色々と考えさせるのもいいだろ(笑)
俺は、胡々希の事好きだって伝えてあるんだし。)
目黒、それにしてもあの横山さんが自ら水泳習いたいなんて、どういう風の吹き回しなんだろうな(笑)
もしかして胡々希さん効果か?」
目黒「それはあるかもしれませんね。
今までは私たち四人(亮平・目黒・菊池・京本)が、泳げた方がいいですよといくら言っても、人間は陸上に生きる生物だから泳ぎなんて必要ない。
海や湖・川なんかに近づかなければ溺れる心配なんてない。
の一点張りだったのに、自分たちのグループレッスンの担当トレーナーが
井ノ上さんって分かった途端にこれですからね…(笑)」
「京本君は仕事柄言わずもだが、ああ見えて勝ちゃんも泳げるから、あの二人(横山さんだけ依怙贔屓だ)とか笑いながら騒ぎ出しそうだな(笑)」
目黒「ええ、少し覚悟しておいた方がいいかも。でもあの二人が言うのは私達二人に対してだけですから…そういうところは弁えてますよ。」
「まぁそうか(笑)じゃあそろそろ着替えてプールに行くとしようか。
もう少し経ったら堂本部長が早めに出勤して、玄関開けてくれるはずだから。
時機に横山さんも来るはずだし。」
亮平がそう言うと食べ終えた食器を片し始める。
「胡々希さんは少し時間かかるだろうから、片付けいいので先に行って。」
胡々希が部屋を出て行くと
「目黒、あの水着上手く渡してくれたか?」
目黒「ええ、今まで使ってた水着はクリーニングに出したってことで、予備だよという体で渡してあります。それとこれが光線を発する電灯です。」
そう言って懐中電灯に似たものを亮平に差し出す目黒。
「お前がタオルにでも包んでプールに持って来てくれ、で横山さんの水泳指導してるときに数回照らしてみてくれ(笑)」
※元投稿はこちら >>