湿ったズボンを見た亮平。
渡辺が胡々希に対し自分善がりの行為をしていたか、開発されていない胡々希の反応に亮平の加虐心に火を付けたか?
ジョギングコースのある公園。
「季節を感じられるなんて素敵な公園ですね。
ちゃんと手入れもされていてジョギングコースとお散歩コースと白線で別けられてるんですね。
ウェア、メーカーが被ると同じになることありますからね。照」
走り始めてから暫くすると亮平の知り合いが挨拶してくる、ペコッと軽く会釈をすると
◯◯さんと言う人が亮平に小指を立てると否定する事なく応えてくれる。
その後も何人かとすれ違い会釈をし走り終える。
「帰ったらご飯ですね、あと忘れてませんよね?横山さんのモデル。」
亮平のiPhoneが鳴ると静かにする胡々希。
亮平が母さんも会員なんだからと…。
(心の声:亮平さんのお母さまがジムに来られるの?
お付き合いしだしたばかりだし普通にトレーナーとしてご挨拶すればいいわよね。)
ジムの通用口に到着するとウェアを着た目黒が立っている。
目黒「社長、井ノ上さん、おはようございます。
社長の朝飯食いたいんでひとっ走りしてきます。
いつ打ち合わせしたんですか?ウェア、色違いのお揃い。笑」
「偶然です、偶然!」
目黒「そう言う事にしておきます。笑」
照れながら目黒を見送る二人。
目黒が公園に着くと出入り口近くの広場でジョギング仲間たちが亮平と胡々希の話をしている。
目黒「おはようございます。」
ジョギング仲間1「おはようございます、目黒さん、佐久間さん、いつの間に恋人出来たんです?」
ジョギング仲間2「一緒に走ってるってことは同棲とか?」
その他のジョギング仲間たちもワイワイと噂をしている。
ジョギング仲間1「彼女、美人さんだよね、どこで見つけたんだか。」
ジョギング仲間2「結構歳の差ありそうだけど佐久間さんの年齢からして結婚相手候補?」
目黒「その内、佐久間から聞いてください、では、私も走ってくるので失礼します。
(心の声:感触的にはいい感じだな、噂になってるおふたりに伝えたほうがいいな。笑)」
夏奈と百々子
夏奈「亮平に行くって言っておいたけど井ノ上さんには私たちって知られないようにしましょうよ。」
百々子「夏奈さん、面白がってるー、でもそれでいいと思うよ。」
夏奈「亮平の母だから優しいとか…、ねぇ?」
百々子「夏奈さん、厳しいわねー、まあ、その方が為人が判るもんね。」
夏奈「いつ行く?」
百々子「堂本の休みの日に子どもたち見てもらおうと思って。」
夏奈「堂本さんもよく亮平に付いて…、佐久間スポーツジムには居なきゃ困る存在よ、ジムの大番頭よ。」
百々子「夏奈さん、ありがとうございます、私も堂本と歳が離れてるから相談に乗れるかも知れないわよ。」
目黒が走り去った、通用口
「シャワー浴びてから亮平さんのお部屋に行きますね。」
部屋に戻りシャワーを浴びメイクを直し、ブルーのスエットワンピースを着て
作り置きをしておいた味付け半熟玉子を三つ持って亮平の部屋へ。
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