船見愛子に対しても相手の男性に対しても、胡々希に対しても誤魔化す事なく焦るでもなく淡々と事実だけを話す亮平。
お互いに頼んだフラペチーノを持ち愛子達とは少し離れた場所、窓に面した二人用のソファ席しか空いてなかった。
レジ前に二人で並び、注文を終えると、しばらくして注文した品物が出来上がる。品物を持って窓際の席に二人で並んで座る。
社長の威厳も何もあったもんじゃないよね。と亮平が苦笑しながら彼女が誰だか教えてくれ、私が薦めたコーヒーフラペチーノを一口ストローで吸ってから質問がないかを聞いてくる。
私もチョコレートフラペチーノをストローで一口飲んでから。
「堂本人事部長が一号店のプライベート会員様担当になったら寮と仰ってましたが今の話だと私に任せて頂けるとの事ですのでいつぐらいに引っ越しとなるんでしょうか?
大変光栄なのですが新人の私にプライベート会員様担当と言うのは黒木インストラクター長が反対されるのではないのですか?」
思った事を有りの儘に話す、女性の嫉妬は怖い事は重々分かっているしそれも自分の地位を脅かされないか戦々恐々としている場合は酷い物となる事も知っている。
「(心の声(全く照君、外から様子を覗うくらいなら堂々と中に入ってくればいいのに…、お店の前をウロウロして…。
社長が気づかないといいのだけど…、仕事柄、人の顔覚えるの得意だろうしさっきの出来事で絶対、照君の顔覚えてるよね…。))
ハァ〜……、あっ、すみません、折角お話聞いて頂いてるのに溜息なんて吐いてしまって…。
……一般論としてお聞きしたいのですが男性は自分と同じくらいの身長の女性に劣等感みたいな物を覚える事ってありますか?」
大西にも◯日に採用通知メールが届き◯◯日にウェアと水着の採寸及び撮影があると書かれている。
大西「多分、井ノ上さんも採用されてるだろうな〜、新卒採用か、俺は同業他社からの中途採用だから解るが
あのオバさん(黒木)に虐められるだろうな、そして俺は狙われてる。笑
オバさん、エロい目で俺の事見てたしな、欲求不満か!っの、面接会場で股間見てるってあり得ねぇー。
身体は良さそうだけど性格に難有り、どうせやるなら井ノ上さんだよなー、でも多分社長が狙ってる気するしお溢れ頂くぐらいにしとくか。
兎に角、オバさんはなしなし、まぁ、貢がせるってのは良いかもな。」
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