亮平から頼まれダイニングテーブルに並べていると目黒がグラスを並べている。
それに習いカラトリーを置いていくと自然と席順は亮平と胡々希が隣、その前真ん中に目黒が座る。
目黒「社長、早く飲みましょうよ、っか俺、腹減りました。(心の声:この並びで…、もう少し椅子近づけたかったが無理があるからな。)」
「お疲れ様でした。」
グラスを傾け色々な話をし。
「私がジョギングに参加してもいいでしょうか?
お二人のお時間のお邪魔になりませんか?」
目黒「ただただおっさん、二人で走ってるだけですし、朝食も社長と走ってれば有りつけるって言った算段もありまして。」
……………粗方食べ終わる頃には目黒はグデングデンとまでは言わないがグラスを持つ手の動きが怪しい。
「(亮平に小声)もしかしてかなり目黒さん、酔われてます?」
亮平が頷くと。
「(亮平に小声)リビングのソファに移動させておいた方がよくありませんか?
私たちで目黒さん、移動させられませんよね?」
「目黒さん、デザート如何ですか?私、ババロア作ってきたんですよ。
リビングでゆっくり食べませんか?」
目黒「甘い物ですか、私、好きなんですよ、えっと…、珈琲?紅茶?……他の飲み物用意し……。」
「目黒さん、折角ですし作った私がババロアに合う飲み物用意しますよ。
社長、キッチンお借りします。(亮平に小声)目黒さん、ソファに移動させてあげてくださいね。」
キッチンに向かい、一応、ババロアを冷蔵庫から出しリビングへ。
「やはり移動直後に眠ってしまわれましたね。
ババロアどうしましょう?」
ドーンっと音が聞こえる。
リビングの窓に目を遣ると夜空に春花火が見える。
高台にある駅近、好立地の建物から見る花火は綺麗で…。
「社長、先程、目黒さん、米倉さんのことお誘いするとか仰ってましたが…
もしかして目黒さん、米倉さんに?」
※元投稿はこちら >>