大西「(心の声:やっぱりなー、井ノ上さんの事、お気に入りっか、社長、井ノ上さんに気があるだろう。
他の女性インストラクターがセクハラ報告した時、社長、目黒が対応する。って応えたらしいからな。)
そうなんですよ、手付きでボンキュッボンって…、井ノ上さん、笑顔で対応してましたが困惑はしていたと思います。
学生時代だときっと彼女、はっきりキッパリと「それセクハラです。」って先輩やバイト先の人にも言ってたと思うんですよ。
彼女、自分の意見持ってそうですし…。(心の声:これで仲が進展したら臨時ボーナス入らないかなー。)」
そう言い残し仕事に戻る大西。
“目黒と米倉、打ち合わせ”
ランコントルの応接室、常備されてるサーバーからお湯を出しハーブティーを目黒に出すと仕事の話を始める。
米倉「佐久間スポーツジムさんでのエステの件ですが提携と言う事でしょうか?
こちらのメリットは会員様が増加すると言ったと事でしょう。
デメリットは予約困難になります、それの補填をどうするかですね。
ジムでの施術は曜日をしていしてと言っても場所はどちらで?
施術者は私と本店の店長、若しくは私と二号店のチーフでと思っています。
二号店のチーフには何れ新店舗の店長に育てたいと思ってまして…。」
“ジム終了後”
更衣室で簡単に着替えを済ませ事務室に行き退社のためにカードキーをタッチすると五階に戻る。
「先にお風呂入っちゃお。」
着ているものを全て脱ぎ、洗面所の全身が映る鏡で自分の身体のチェック。
体重計に乗り洗面所に置いてあるノートに体重と気になる箇所を記入しバスルームへ。
髪の毛から全身隈なく洗いシャワーで済ませ、そのままの姿で髪の毛を乾かしながらスキンケア。
「ん〜、何かお持たせ持っていった方がいいよね、パエリアと合うもの……。
そうだ、買い物に行っていちごのババロア作って持っていこう。」
髪の毛を緩いひとつ結びの三つ編みにしカチューシャをしてメイク。
ワンピースに着替え商店街の八百屋さんでお買い物。
女将「あら、佐久間ジムの。」
「はい、井ノ上胡々希です、仕事が終わりまして今日はババロアを作ろうと思いまして苺お願いします。」
女将「いいのがあるよ、もう店仕舞いだからサービスしておくね!」
「ありがとうございます、ジムの方にも来てくださいね。」
女将「サボり気味だから明日行くよ。」
「はい、お待ちしております。」
その他にも買い物をし自宅に戻ると簡単いちごババロア作り、白ブラウスと青系のフレアスカートに着替え、メイクも直す。
(下着は白系、薄いピンクの花がらの刺繍。笑)
「カーデガンも持って行った方がいいよね、目黒さんも来るよね?
二人とも体格いいからババロアだけで足りるかなぁ?
あっ、そろそろ時間だ!」
小さな鞄にカードキーとシリンダーキーを入れトレーにババロアを五つ載せフードカバーを被せパンプスを履き玄関を出ると鍵が掛かる。
「こう言う時、オートロックだと便利よね。」
独り言も呟きながら亮平のマンションのインターホンを押す。
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