少しリビングの片付けをしていると初めて部屋に入った時と違う見慣れない電源タップがある。
「コレ、着けた覚えないんだけど?明日にでも社長に聞いてみようかなぁ?」
その電源タップを抜き鞄にしまう。
シャワーを浴び身なりを整え(https://amzn.asia/d/c98z1ok)ヒールのあるミュールを履きながら。
「これからは私らしく好きな物を履いて好きな風にメイクもして…、行ってきます。」
誰も居ない部屋で呟いた後、シリンダーキーを持ち玄関を出、ドアが閉まるとオートでロックされる。
(心の声:カードと鍵で二重ロックだし中にもドアガードがあるなら安心よね。)
「社長、目黒さん、お疲れ様です。
これから買い物に…、そうだ、コレなんですけど後日お見せしようかと思ったんですが…。」
鞄の中から三口の電源タップを見せながら。
「本格的に引っ越してくる前にはなかったのですがリビングのコンセントにコレが刺さっていて……。」
胡々希の手の上には三口の電源タップがある。
「他の部屋も見たんですけどリビングだけにあったんですよね、ご存知ですか?」
目黒「電源タップですね、菊池君ならこのタップが何かを知ってるんじゃないでしょうか。
(心の声:これ盗聴器だよな、菊池君が着けるわけないよな、となると)」
亮平を見ると心当たりがある顔をしている。
【ナンパした引っ越し業者なんですが。笑】
目黒「井ノ上さんはどちらかに外出でしたか?」
「夕飯の買い物と少しまとめ買いをと思い、スーパーまで。」
目黒「社長も買い物でしたよね、あっ!社長、顔見せも兼ねてアーケード商店街に行かれてはどうですか?」
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