小走りで急いで事務所に行きドアをノックすると室内に入り一礼すると堂本に。
「部長、菊池さん、横山さん、京本さんが特別会員になっくれるそうです。
入会書の書類一式、五名分頂けますが?」
堂本「それは良かったとして五名分ですか?」
「はい、五名分です、オープニングセレモニー前、大西さんが女性二名紹介してくださったんです。」
堂本「会社としてはもう少し人数欲しいところですが…、
新人の井ノ上さんにそれだけの会員が付くと言う事は喜ばしい事です。」
書類一式を用意してもらいやはりジムへ小走りに戻ると。
菊池勝利が亮平に胡々希の唇の感想を聞いている。
(心の声:そうか!菊池さん、あの日居たから水分補給させる為の口移し見てたんだ!恥ずかしい……。)
(心の声:途端に体温が上るのが解る、顔紅くなってないかなぁ?
今声掛けても大丈夫かなぁ?社長はキスだと思ってないんだ、良かった…。
唇に触れたの2人目だ、ぼんやり覚えてるけど………。)
横山「井ノ上さんは災難だったけど亮平さんは約得だよな、彼女の唇、柔らかそうだし
それに口移しなら舌だって…ねぇ?笑」
菊池「あの姿見たら萌える。笑
亮ちゃん、水分補給のためとは言えかなり戸惑ってたよな。
うら若き乙女に俺らおっさんがあのプルプルした瑞々しい唇にキスするのに葛藤してた?」
京本「口移し行為なら躊躇ないよね、でも……、もし俺が彼女にキスするなら深く長いのがいいかな?」
目黒「あっ、井ノ上さん、社長も三人とも悪ノリし過ぎです。
井ノ上さん、お気になさらない様に
この四人集まれば“自分のお気に入り”の話をするんですよ、全く呆れますよね。」
「それって社長が…私を…?(心の声:私を気に入ってくださってると?)」
顔が紅いのは隠し様がない、亮平の顔をまともに見れない。
ドキドキするのは異性として考えているなのか、羞恥なのか判らない。
菊池「井ノ上さん、ごめんごめん、調子に乗りすぎたね。
……うぶな反応可愛いね、今まで付き合ったことある人、2人くらい?」
京本「またそうやって菊池君、井ノ上さん、困ってるじゃないか。」
「いえ……、高校生の時に所謂ボーイフレンドが居ましたが…。(心の声:一瞬、チュッでしただけなのよね。)
大学生の時のお付き合いと言うのは初めてでした。」
横山「(心の声:でしたか、なら今フリーなんだ、亮平さんがいかないなら俺がアプローチしても?)
全く2人ともおじさん丸出しだよ、井ノ上さん、変な質問して悪かったね。
次ジム来るまでに会員書に記入してくるね。」
「すみませんが宜しくお願いします。」
三人に頭を下げると亮平の元に。
「あの日の事、あの……救急処置だと思ってますから…、気にしてませんし気にしないでください。
し、失礼します!」
今度は五人に頭を下げ更衣室へ。
「おかしく思われちゃったかなぁ?」
目黒「これで井ノ上さん、社長とのキスを意識しましたね。
あとは社長が…、もっと意識させればいいだけですよ。
この後、井ノ上さん、スーパーに行くでしょうからご一緒したら如何ですか?」
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