オープニングセレモニー・館内案内も無事に終わり、一息付いていた亮平はトレーニングルームの隅の壁際で屯している、横山・菊池・京本の三人組に気が付き、傍に行って
「どう?新一号店の感想は??なかなかでしょ(笑)」
横山「おめでとう亮平さん。立派な物作っちゃって。借入凄いんじゃないの?税務処理は請け負うよ(笑)」
「格安とかただとかつかないの?横山さん(笑)」
菊池「建物で困りごとあったら、何時でも行ってくれよ亮ちゃん。」
「勝ちゃん、大活躍してくれてるから(笑)また何かあったら真っ先に勝ちゃんに連絡するから。」
京本「亮平さん、おめでとうございます。新入社員も入ったことだし、今度また救命救急の講習します?講師請け負いますよ。」
「そうだね、やっといた方がいいかな。大西君は分かってるかもだけど、井ノ上さんは知識だけだろうから…後で堂本部長と話してどうするか連絡します。」
トレーニングルームを見渡すと、大西は自分が連れてきた会員に囲まれて、談笑しているが胡々希は手持無沙汰な様子。
「そうだ、皆に改めて井ノ上さんを紹介するね。」
そう言うと三人の顔に期待の表情が。
「井ノ上さん、ちょっとこっちに来てもらっていい?」
その声に気が付き亮平の傍に来る胡々希。
三人に対して深々と頭を下げる。
その時白いTシャツが透けて、赤いヨガウェアとその背中が、三人の目に焼き付く
横山・菊池・京本三人がそれぞれ「おぉ透けてるよ…健康的な背中だな。できればTシャツ無しで背中を拝みたい。」と心の中で同じようなことを考えていた。
胡々希の礼が直るのを待って、
「井ノ上さん、こちら右から横山忠義さん・菊池勝利さん・京本北斗君
横山さんと京本君は初めましてだよね。
横山さんは税理士、京本君は救命救急士をしてる。京本君はトレーニングガチ勢だから(笑)
菊池さんは例の件の時、俺や目黒と一緒に助けてくれた人なんだけど、覚えてるかな?
三人とも俺の飲み友達なんだけど、井ノ上さんの紹介ってことで特別会員になってもいいって(笑)」
菊池「亮ちゃん、俺はまだ決めてないぞ。(笑)」
横山・京本「亮平さん、そんなこと一言も言ってないでしょ。(笑)」
「口ではこんな事言ってるけど、入る気は満々なんだ。でも最後の一押しが欲しいみたいで(笑)井ノ上さんから頼んでみてくれる?(笑)」
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