「我慢をしない…、俺がそう言ったこと…覚えてるかな…?」
ゆっくりと股間を撫で上げる男の指先。
用を足す際に自らで割れ目を拭うとは訳が違う。
男の太く、ごつごつとした凹凸も感じる指先が股間を、汗がたっぷり染み込み張り付いた股間を、撫で上げている。
そんな状態を僅かながらに羞恥、違和感を感じながらもまだまだ男を信じている健気な少女が軽く身体を震わせて、きゅっと唇をつぐんでいる様が見受けられれば、男はそう問いかけた。
「慣れるってのは、受け入れることだ。我慢すること、耐えることとは全く違うよ…?
それじゃ進まない。
君の言う、男の子に負けたくない、負けない栞ちゃんには近づいていかない。」
覚悟、決意を受け取った、からなのか、男の言葉には少し力が籠っているように感じる。
圧とは違う。
どこか、知ってる人が、あらゆる経験してきた人間が無意識に醸し出す迫力のようなもの。
「唇は閉じない。
落ち着いて呼吸…、意識は自分の中心線。
気持ちを誤魔化さない。
意識して、俺の指先を。」
(意識したら余計に恥ずかしくなるだろ?
だって、彼氏でもない男にまんこ…撫でられてんだからさ…。
だから意識してもらわないとね、もっともっと恥ずかしくなって…。
恥ずかしいのに感じ始めちゃう変態への躾、始まり始まり…ってね。)
男よ指先の動きは止まらない。
強引すぎず、反面優しすぎないアプローチ。
勘違いすれば本当にトレーニングなんじゃないかと思うほど、一定の間隔、強さで、割れ目をなぞり上げ刺激していく。
「受け入れる。
我慢しない、漏れる声もそのまま。
栞ちゃんのそのままで。」
ぴちゃ…。
かすかに聞こえた水音、それは汗が絡んだ水音か…あるいは…。
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