「擽ったい…、か。それは少し困ったな…。」
当然とも言える反応を見せているはずの栞に対して少し不安げな表情で言葉を発する男。
「身体の中心というのはいざと言う時に力を発揮する意味では、刺激に慣れておかないといけないんだ。
具体的に言うと、刺激に対してリラックスして受け入れられる、もしくは気持ちいいと快感を感じられるくらいが理想なんだ。
擽ったいというのは、いざと言う時に力に変えられない可能性があるな…。力強い打撃の為には必要不可欠と言えるね。」
(って言えば不安になるだろう?
何とかしたいと、どうすればいいのかと教えを乞いたくなるだろう…?)
「といっても、焦ることじゃない。
元々男女で力に差があるのは当然、真っ向から張り合う必要もない、んだけどね…。」
と、必要性を主張しつつも、強いることはしない男の姑息な手。
求めれば協力は惜しまないスタンスで、あくまで栞の求めを促すように。
「ふう…、それにしても日差しが少ないとは言え、ベンチは蒸すな…。
大きめのシートとタオルケットを持ってきているんだ。
あっちの大きな木の木陰でのマッサージにしようか。
風も抜けるだろうから、ここより暑さもさらにマシになると思う。
少し目に付く可能性もあるが、ちゃんと俺が周りは見ているから。
そこは安心してもらっていいよ。」
そう言ってシートとタオルをまとめて動き始める男。
【承知しました。
その前提で追加しています。
場所に限らずさらにお求めの行為等もあれば都度仰ってくださいね。】
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