松井さんのおっしゃる通りです…申し訳ありませんでした。
あの手前てやめるつもりだったのですが、つい…
以後気をつけますので、また何かをやらかした時には…
一度、堰を切った尿意は、留めることもできず、栞の悲鳴だけが虚しく響いた。
下腹部に広がる生暖かい感覚…それが背中や足の方にまで伝わる。
永遠に続くと思われた羞恥の中の放尿が終わっても栞は両手で顔を覆い隠し立膝のまま呆然として動けずにいた。
「ご…ごめんなさい…ごめんなさいっ…」
ようやく自分の不始末に気づいたかのように起き上がり松井選手に何度も何度も詫びる。
(もう松井選手のところには来られない…)
栞のために敷いてくれたレアなタオルだけでなく、松井選手のジャージや手までもオシッコで汚してしまい、松井選手に嫌われ見放されると泣きじゃくった。
必死の想いで練習場所を突き止め、押しかけ指導を仰げる機会…その全てをなくしてしまうことが悲しくて仕方なかった。
そんな栞に松井選手から思いもよらぬ優しい言葉…絶望のどん底に小さな光が差した気がした。
栞の憧れた日本一のプレイヤーは、信じられないほど優しく心の広いヒトだと思った。
「は、はい…だ、大丈夫です…ぬ…脱げます…」
栞を気遣い、汚れた身体を自分のタオルを水で濡らし拭いてくれる松井選手に恥ずかしいから嫌だの言えるはずもなく、ユニホームを脱ぐよう言われた言葉に素直に従った…
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