(さいっこう…ずっと触っていたいくらいの感触だ…。
汗ばんで張り付いているぱんつも生々しくてえろい…たまらないな…。)
絶妙な指圧に時折、吐息が漏れる栞を見下ろしながら指先に纏わりついてくるような柔肌を堪能する男。
羞恥を感じながらも、適度な力加減が筋肉を解していると実感でき始めたのか、委ねるように顔を伏せるようにして任せているかのよう。
発育途上の少女の身体を弄ぶ男の性欲解消と、憧れに身を委ねるという贅沢を全身で感じる少女。
ある意味利害は一致しているともいえるのだろうか。
邪な感情で両手、その五指で堪能するように揉みしだきながらもそこに嫌悪感を感じないのであればもはや双方にとっての至福になる理想の状態。
「とても需要なことだよ…マッサージというのはね。
疲れた体を回復させるための手段としては、睡眠と食事、と同じくらい重要なんだ。」
動機こそ不純ではあるモノの、男の言う事はある程度正しい。
実際、負荷をかけてケアを重ねることでより心身状態は強化されるの言うまでもない。
ただおかしな部分があるとすれば過剰な接触、そして必要以上に身体を露出させること。
事実の混じった嘘程見抜きにくいとはよく言ったもので、そんな事実混じり都合の良い言葉を投げかけるのが憧れの存在であれば、もはやそこに嘘など存在しないのと同じこと。
それほど、少女にとって偉大な存在なのかもしれない。
そんな中で不意に栞からの質問が飛んでくる。
身体を柔らかくする手段…について。
(良い傾向だな…。
好きに触られて…しかも、下着を晒している状態で触られていてもそんなことを言いだせるとは…。
本当に、俺のことを信用信頼している証拠か…。
なんて答える…?
もっと当たり前に触れ、もっと恥ずかしいことが当たり前に変わっていく。
俺好みの人形にするための躾に繋げる為には…。)
男は考える。
栞と出会ってから一番頭を使っているかもしれない。
この先を左右する質問ともいえ、且つ、栞自身が自ら考え、懸念している疑問をぶつけてくるのは初めての事。
踏み込み過ぎれば疑念を生み、遠慮をすれば目的に近づけない。
少し考えるそぶりを見せながら沈黙を作り、ゆっくりと口を開く。
「まず、質問に対する答えだけど。答えはイエスだ。
重要なことがいくつかあってね。
大事な三つを紹介すると…。
一つ目、日課にできるくらいに継続させること。
やり続ける、というと少し大変に感じるだろう…?でも、毎日…そうだな、歯を磨くことを大変に感じた莉しないだろう…?それはするのが当たり前、日課になっているからなんだ。
それくらいのものになっていけば、体の柔軟性は勝手についてくる。
二つ目、出来る限り直接筋肉に触れること。
ユニフォームを脱ぐように言ったけど、これはちゃんと筋肉の動きを確認しながらやるうえでは重要なことなんだ。
何かを着ていると、それが邪魔で見えないし、力が上手く伝わらないからね。
そして三つ目、これが一番大事なこと。
身を委ねることができる相手のマッサージを受けること。
ストレッチはあくまで筋を伸ばす動作、解すための指圧とは別のモノなんだ。
といっても、体全部を揉むなんてことは自分では無理…だし、いちいち緊張するような相手にお願いすると、緊張で筋肉が強張って逆効果になってしまう。
知識がない人にお願いするのも同じ、解しているはずが痛めてしまうこともあるからね…。
より徹底してマッサージで解すことができれば柔軟性は増す。
俺たち野球人で言えば、そうだな…。
左右への打ち分けや、変化球への対応に活きてくる。
より体感…、そして体の中心、急所になる部分を意識して続けていけば、成長できるかもしれないね…。」
もっともらしい説明の最中も、片時も手は少女の尻肉、太腿から離れることはない。
しかしやりすぎが揉み返しに繋がっては本末転倒と、その辺りは見極めてのアプローチは続く。
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