「あ、ありがとうございますっ!」
毎日指導を受けるためには、誰かしらに嘘をつかなければならないことを松井選手は察してくれ、栞の内緒に付き合ってくれると言ってくれる…その道を極めた松井選手だからこそ分かってくれたに違いない…自分の熱意が伝わった気がして嬉しくてたまらない。
「スクワット…てすか?は、はい…知っていますけど…」
打球を遠くに飛ばすためのトレーニングとしてスクワットについて聞かれる…自分ご知っているスクワットとは違い、膝は曲げないのだと教えられた。
「や、やってみます…よろしくお願いしますっ!」
栞は両手を頭の後ろで組み脚を肩幅より広く広げる。そしてお尻を突き出すようにして松井選手が構えた手に向かってお尻を…
思っているよりキツい…膝がガクガクと震えながらも松井選手の手を探すように更にお尻を下げていく…
「お、お尻を押し付けるようにして…こ、こんな感じ…てすか?」
ようやく松井選手の言う「いい位置」にある手に栞はグイグイとお尻を突き出し押し付けた。
お尻の感触を楽しまれているとも知らず、その言葉を信じ切っていた…
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