声を震わせながら、緊張を混じらせ、興奮気味に応える少女に男も少し楽しくなってくるのを感じる。
本当に憧れて、本当に嬉しくて、心から指導を望んでいるのだと感じられた。
自己紹介を求め、わざとらしく憧れの選手を聞いてみた。
忖度もあるかもしれない、この子じゃなくてもこの場は自分の名前を出すだろうとは思っていたが、
少なくとも、男自身が人一倍自信を持っているバットコントロールとグラブのさばきを言葉にしてくれたことで、少女の憧れに嘘偽りがないことも証明されたと言えるかもしれない。
話しの流れで着替えを促す。
練習が当然Tシャツと短パンでどうにかなるようなものではないのは、きっと理解しているだろう。
しかしそれでも、少女は…年頃であり、女だ。
羞恥心は当然としても、やはりそんなもの憧れているとはいえ、初対面の男に見せるモノではないと常識的な感覚で感じているだろうか。
「ごめんね…?
ユニフォームで来れれば、着替えなんてしなくて済むのに…。
さすがに目立つ格好でここまで来ちゃうと、別の人に見られても困るからさ…。
一応、内緒の自主トレってことに…なってるからね…。」
申し訳なさそうな表情を浮かべながらも、あくまで少女…栞の無理を聞いてあげてるんだから…。
そんな雰囲気を僅かにだが匂わせた。
結果的に恥ずかしい行為を強いている形ではあるが、そもそも男が一人で自主練しようとしていたところに少女が「勝手にきた」だけ…。
そんな状況を上手く作り出す卑劣さ、巧妙さ。
しかしさらに男は栞に状況を理解させた上で、行動させる罠を広げていく。
「やっぱりやめにしないか…?
いくら何でも…君…いや、栞ちゃんみたいな年頃の女の子をこんな外で着替えさせるなんて…よくないよ…。
それに、ここは開けたグラウンド…、いつ誰が来るかわからない分…見張っていないといけない。
つまり練習の度に…、栞ちゃんは俺が見てる前で着替えることになるんだよ…?」
見張る…それは必要だろう。
鬱蒼とした茂みや木々、一部は川が流れている人気は少ない場所ではあるが、やはり開けた場所であることに変わりはない。
見張りの必要性は言うまでもない、しかし、それは栞が都度男の見てる前で着替える理由にはならない。
背を向けていればいいのだ、背を向けたうえで見張りをすればいい。
のだが…、プロ選手のお忍びの自主練に強引に押し入り、指導を求めた少女…が、そんなことを指摘できるか…?
きっとできないだろう…。男はそこまで考えていた…。
堂々と、目の前での着替えを持ち出し、あえて一度こちらから止めることを提案しながら、それでもお願いしたい、と少女が願ったような流れを作ろうとしている。
来る度、着替えの度に覗かれる…見つめられる…。
頻度が上がれば、あらゆる下着の全てを知られ、気づけば持っているすべての下着を知られる事にもなるかもしれない。
少女への躾…の第一歩。
強引には促さない、全てが合意の上…を装い、綿密に…だが確実に、男の欲求を満たす術中へと引きずり込んでいく。
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