隣に住む啓太さんとは挨拶を交わす程度だった。
ある日…主人と息子を玄関で見送ると隣の啓太さんの部屋に若い啓太さんと同い年くらいの女性が入って行った。
「彼女かしら…若いっていいわね…」
私は特に興味を持つ事もなく、ドアを閉めて家事を始めた。
洗濯物を欲し、朝食の食器を洗う。
普段と変わらない日常。
昼前に家事が落ち着き、1人の時間。
好きなドラマを観ていると隣の部屋から悩ましい声が…
どうやら昼から始めたらしい。
さっき見た女性の喘ぎ声が聞こえる。
私は気にしないようにしていたが、やはり気になる。
そして壁の近くで耳を済ませながら火照った身体を自ら慰めた。
それでも2人の行為は終わらず夕方になっても声は聞こえる。
「なんて元気なの…」
モヤモヤした気持ちでその日を過ごした。
次の日…主人と息子を玄関で見送ると、啓太さんに出くわした。
「あ、おはようございます…」と、いつもより恥じらいのある声で挨拶をした。
【こんな感じで始めてよろしいですか?】
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