庭のプールで水を浴びて、キャッキャと声を上げて楽しそうな娘の前で、その様子を見守る母親の顔。
しかし、娘の傍らには私を怪しい瞳で見つめる義父がいる。
娘の前で密かに義父の視線に気持ちを昂らせる『女』の部分を隠す私。
「お母さんも脚を入れさせて…?」
そう言って庭先の椅子を持ってきて腰を下ろす。
ひんやりとした感覚が脚に伝わり、陽射しに灼かれたものとは違う身体の火照りを癒していく。
しかしながらギラギラと照りつける太陽と同じく、義父からの視線も絶え間なく私に向けて注がれている様を横目に、火照りは疼きのような感覚となって私の心と身体を乱していく…。
「ホント…!冷たくて気持ちいい…。」
柔らかな笑みを浮かべて娘が膝頭に水を掛ける様を眺めていると、太ももを伝った水の筋は内ももに流れ込むと奥へと流れ込む道筋を辿り、火照って疼く股間を隠す下着にまで辿り着く。
「真愛…もう大丈夫だから…。それ貸して…?」
不意にヒヤリとした感覚が股間に伝わり、慌てた様子で娘からジョウロを取り上げようと手を伸ばすと、取られたいと私の手をすり抜けていく…。
無意識に追いかけた私の態勢は崩れ、ピタリと閉じていたはずの膝頭は左右に大きく開いてしまう。
内ももを辿り下着に濡れた筋を作り上げた水の通り道。
開かれた股間には水で濡れたものなのか…私自身の潤みなのか…。
ハッキリと他とは違う色濃い部分を義父の目の前に晒してしまう…。
母親は娘に水を掛け、娘は母親に水を掛ける…。そんな幸せそうな仲睦まじい光景を義父は歪んだ欲望を隠した視線で眺めている。
穏やかに見えるその光景も、私は白いワンピースを水に濡らし、赤い下着をハッキリと浮かび上がらせている非日常の空間。
その姿を見て股間を膨らませる義父の歪んだ感情。
お互いに気にしないようにしているその心理の中に、何かを期待する欲望が芽生え始めていた…義父も…そして…私にも…。
見られる快感と見せる快楽が心と身体に染み込んでいくような危うい感覚も、今まで気づくこともなかった満たされない欲求がもたらしているのだろうか…。
娘が義父を呼び寄せ、私の目の前に陣取る…。途端に淫靡な感情が高まり、見せたい…見られたい…と…あり得ない感情に包まれていく…。
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