裕翔の提案に、困惑したような小さな声で・・・
「・・・そんな格好・・・」と口を滑らせる沙織さん。
そう言いながらも、吐息は電話越しでも解る位に熱くなっていた。
電話を終えた後、出かける準備をして、マンションの部屋を出る。
トートバックの上部にジッパーの付いた様な鞄を肩に掛け、傘を指して駅に向かい、
一駅だけ電車に乗り目的の駅に・・・。
公園に向かう途中、2軒のコンビニがあるのを確認し、少し歩く速度を落としてコンビニの中を気にするようにしながら・・・。
その公園の周辺には、立んぼと言われる女性がいると噂に聞いていた。
そして、嬢との待ち合わせ場所にもなっていたり、AVの撮影にも使われる事があると・・・。
ラブホテル街側の公園だから、まぁ・・・当たり前といえば当たり前・・。
3方が道路に囲まれ、1方がビルの壁・・・。
公園と言っても、遊具があるわけではなくトイレとベンチが数基設置されているだけ。
公園の近くに着いても、すぐには公園の中に入らず、公園内の様子を伺うようにすると、
あるベンチの側に、傘ををさしてレインコートを着ている人が・・・。
顔こそ見えないけど、背格好から沙織さんだと・・・。
ゆっくりした足取りで公園の中に入っていくと、裕翔に気づいた沙織さんがこちらに向かって歩いてくる。
お互い傘をさしたまま向き合うように達、沙織さんの姿をじっと・・・。
「どこか途中で着替えてきた?」
半透明なレインコートから透けて見える裸体。
自宅からそんなに離れていないといえど、流石に自宅からそんな格好をしてくるわけ無いと思い・・・
(お願いします。
裕翔のセックスに溺れるだけではなく、真面目さは残っていてほしいので。
真面目だからこそ、困惑し悩んで・・・ここにたどり着き、この先も・・・という感じで続けたいので)
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