縄を手に背中を向けたままの楓さんへと近付いてゆく
夕陽に照らされた彼女が神々しく写り、なんだか汚してはいけない存在に思えてくる
それなのに今から縛ろうとするなんて…その背徳感が僕を興奮させていた
動画で手順は覚えていたが実際に縛るのは初めてで緊張から指が震えてしまう
それでも楓ちゃんを待たせる訳にはいかない、腕に縄を這わせて「冷たい?」問いかけると
彼女は小さく首を振り「大丈夫。…圭介、ちゃんとやってよ。適当だと許さないから。」っと応えてくれた
子供の頃も楓ちゃんを捕まえて縛っていたよな、最初は訳も分からず適当にやっててよく逃げられてたっけ…無邪気に遊んでいたあの頃の記憶が思い起こされる
でも今は縛り方も頭に入っているし、大丈夫…なはず
ユックリと腕を縛り始めるが力加減が分からない、痛いのは嫌だろうし跡が残ってもいけないよね
妙に緊張してしまい真剣な眼差しで縄を結んでいった
「…楓ちゃん、これ、きつくない?」自信の無い僕の声は小さく、不安な感じが楓さんに伝わってしまう
彼女は肩をすくめて「全然?こんなゆるゆるで、私のこと縛った気になってるの?絵の中の私、もっと…こう、ギュッて感じだったよね?」
少し目を細めて言われると「その程度の実力であんな画 描いてたの?」と言われているみたい
「なっ!…」確かに縛る技術なんて無いのだけれどもなんだか小馬鹿にされたみたい…恥ずかしさと少しの苛立ちで自分でも分かるくらいに真っ赤になっていた
じゃあいいよ…次の瞬間、優しくしようという気持ちが失せてしまい縄をキツく締め付けてしまった
彼女の腕に縄が食い込む、少し辛そうになった彼女の胸にも上下から縄を這わせた
挟まれるように縄を這わされた彼女の胸は前へと張り出し腕と共にピタリと固定された上半身は捩る事も出来ず全く動けない
「こ、これで…どう?」僕だってやれば出来るんだぞ、そんな気持ちもこもってか声は低いが自信に満ちていた
「へ、へぇ…圭介、意外とやるじゃん」
楓ちゃんの声、少し震えてる…笑ってるけど強がってるのがバレバレだった
全く動けない事に対する不安や自由を奪われた切なさ、何故だか高揚感や安心感など楓さんからは複雑な感情が感じ取れる
そんな楓さんをじっと見ていたが、夕陽に照らされ縛られた姿はどんな彫刻や絵画なんかよりも遥かに美しく感じた
僕はスケッチブックを手に取ると
「楓ちゃん…これ、ほんとにいいの?」再度確認してみると
「…いいよ。圭介がちゃんと描いてくれるなら、どんな私でも…見せてあげる。」
少し恥ずかし気に俯いて応えてくれた
その言葉を聞くとスケッチブックを広げ白い用紙に彼女の姿を描きとめてゆく
楓さんの内面までも描き出さんとするするほど真剣に見つめながら、鉛筆はまどろむ事もなく滑らかに走っていた
「すぅぅ、、はぁぁ、、ウゥン、、、」暫くすると楓さんから吐息が漏れはじめ、次第に目が潤んでゆく…少しキツくなってきた?そろそろ休憩入れようか、そう思っていると
「圭介ぇ、なんでこんなに縛るの上手なの?」…?…えっ!?上手い??
突然の問いかけに鉛筆を動かす手が止まり楓さんの顔へと目が移る
すると彼女は媚びるような視線を向けてきていた
「やっぱり、圭介は悪者なんだ。なんかいい人っぽいけど、女の子を虐めるワルモノめ。」
いや、突然なに言いだすんだよ楓ちゃん…そう思ったのだが、彼女の口調から何かを期待してると感じとった僕は喉元まで上がってきていた疑問を呑み込んだ
そして…
「…そうだよ、僕は悪者さ。でも、そんな事は楓ちゃんが一番よく知ってるはずだよ?」
僕の中でなにかのスイッチが入ったみたいで、笑いながら冷たく言い放ち、スケッチブックと鉛筆を放り出すと楓さんへと近付いて身動き出来ない彼女の後ろに回り込む
「子供の頃もそうだったでしょ?楓ちゃんが正義の味方で僕は悪者。昔から何も変わらないよ」
そう言うと縄で挟みこみ強調された楓さんの胸へ後ろから手をまわし軽く揉みしだいた
彼女の胸の柔らかさが掌から伝わってくる、女の子の胸ってこんな感触なんだ
「どう?悪者に自由を奪われ、自分の身体を好き勝手に弄ばれるのは…」
若干やり過ぎてる?とも思ったのだけれども、子供の頃の仕返しも兼ねてるし
楓さんを弄んでいると思うと言いようのない高揚感となんだか嗜虐心がくすぐられる
調子に乗った僕はそのまま楓さんの唇と僕の唇を重ね合わせた
【こんにちは】
昨日のAI画像って2枚上げて頂いてたんですね
改めて見返して気付きました
イメージとしては1枚目の髪の長いほうです
ってか、そっちが好みですw
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