「なるほど…くふふ…。」
裏表のない言動…、思ったことをそのまま口にしてしまうタイプなのか…。
あるいは別の意図があっての事なのか…。
いずれにしてもその言葉尻に金銭目的も多少絡んでいることも聞いて取れる。
「くふ…くふふ…。
その通りですよ…さゆみさん。
無理難題を押し付ける気はありません。
が、内容に応じて謝礼は必ず支払われます。
さぁ…あちらの更衣室で施術着に着替えてください。」
悪態をつきながらも、どこか考えの浅さが滲むさゆみの言動に強がりながら煽ってきている、そんな風に考えをまとめるのには時間はかからなかった。
後はどこに目的があるのかを見定め…、それを餌にして弄ぶだけ。
さゆみが入った更衣室は四方が鏡張りの特殊な細工が施されており、
籠には数種類の施術着、そして施術着メニューと記載されている紙が一枚置かれている。
『お召頂く施術着及び着こなしで、一部謝礼が加算されます。
施術着
・一般施術着(ローブ式):謝礼増減なし
・薄手施術着(ローブ式、薄手の為下着が透けます。):500円
・施術着無し:1000円
下着
・上下着用:増減なし
・パンティのみ着用:500円
・ブラのみ着用:500円
・下着着用無し:1000円
オプション
・下着買取
ブラ:500円
パンティ:500円
染み付きパンティ:2000円
・生着替え:1000円
お近くのタブレットのカメラボタンをONにしてください。
上部のモニターに表示されている方々に、カメラに映る映像が公開されます。
(モニターには生理的に受け付けなさそうな気持ち悪い笑みを浮かべた男が何人も表示されている。)
全て終わりましたら、こちらのQRコードを読み込んでください。
謝礼は即時入金されます。』
一番下には文字通り、QRコードが記載されている。
選択できるメニューとはいえ、どれもバカにしたような低価格。
いくら金が欲しいとはいえ、見合っていないのは一目瞭然。
それをあえてこの価格に設定することで、金欲しさを言い訳に羞恥を目的でやってきているのかどうかを見極める手段にしていた。
【置きは構いません。
私も休みの日以外は、高頻度で返せることも少ないのでお気になさらず。】
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