「くふ…、何々…、次の応募は女子高生か…、いいじゃないか…。」
カチ…カチ…、と応募フォームに投稿してきた女性を確認しながらにやつく男。
この手の募集は基本警戒され、遊び半分でのドタキャン、あるいは無料、謝礼という言葉に目の眩んだ思考回路緩めな者が多い。
顔写真付きを指定しているのはそこの線引きを明らかにするため。
後者であれば、施術次第でどうとでもできる可能性があり、前者はそもそも会えないという可能性が高いので論外。
そこを差別化する為にも、個人情報として最も警戒されがちな顔写真を半強制的に遅らせることで、少なくとも遊び半分での応募を削る目的があった…とはいえ、
「こんな若い子が引っかかるなんてな…くふ…くふふ…。
世間知らずなおバカなのか…、それとも…。」
入り組んだ路地でひっそりと開業している店舗(と言っても、アパートのワンルームを改造した程度のちゃちな造りだが)である為、待ち合わせて案内することにしており、当日待ち合わせ場所へと向かう道中。
如何にもという施術着を身にまとってわかりづらさはなくし、佇むこと数分。
待ち合わせの時間は迫っていた。
「まぁ…10件の内1件ちゃんと声を掛けてくれば大成功…そんなところだからね…。」
顔写真付きに応えたとて、自身の容姿、身体つきの緩さを自覚している男。
それを見て逃げかえる女を見たことがないわけではない。
その為、期待はほどほど、10に1つ、20に1つの可能性を少しだけ期待しながら希望の女を待っていた。
【山田実巳(やまださねみ)
43歳 168cm 88kg
だらしない身体つき、少し薄くなってきている頭頂部。
仕事柄、清潔感には気を配っている物の、生理的に受け付けない反応を見せる女は少なくない。
マッサージの腕は嘘ではないが、それはきっかけに過ぎず。
言葉巧みに、アロマや媚薬なども適宜使用して女を垂らしこむ絵にかいたような卑劣な変態。
しかし、ごく一部の変態女にはハマってしまうこともあり、リピートする客もわずかながら存在する。
良ければお相手お願いいたします。
容姿や体型、簡単なプロフィールと服装を教えていただけると嬉しいです。
後はお好みの流れや行為、逆にNGなどあれば教えてください。】
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