「ふふん…。」
金目的と豪語する女、が、その金に手を出さない。
価格に対する不満か…?
否
それを手にして終わることを嫌がったのだ。
分かりやすく凄んでみても、どれだけ悪態をついても、更衣室での独り言や不自然な受け答えで全てが筒抜け。
になっていることに気づいていない緩い思考回路に、思わず声を抑えられず笑ってしまう男。
そして男は考える。
-言い訳をこちらで用意してやればいいじゃないか。-
と。
「わかりました…、では…、お願いがあります。
ここでの事は他言無用でお願いできますか…?
何があっても…、口外されないとお約束頂けるなら…。
「都度」追加の謝礼をリアルタイムで貴女のスマホに入金させていただきます。
それでどうでしょうか…?
金額の不満は少しだけリスクを背負っていただく形で、解消してもらう…そう言う事です。」
表面上は金が欲しいという演技を続けるさゆみの言葉に乗っかる形での提案。
そして、その都度、という言葉を追加することで、金がもらえるからという「言い訳」を使いながら、マゾ気質、願望を満たすことができるという、美味しい展開を演出していく。
「了承いただけるなら…、マッサージからでいかがでしょうか…?」
一本一本が生き物のような不規則な動きを見せる男の指先。
太さ、長さ…そしてその動きは男性器の挙動を思わせ、当然指なのだからそれが10本も存在する。
「さぁ…ベッドにお上がりください‥‥。」
指し示す大きめの施術用のベッド。
脚が長く、大きく膝を持ち上げて開脚しなければ上がることもできないサイズ。
施術前に早々に割れ目を晒す体勢を強いられながら。
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